
こんにちは!ともや先生です!
実践的なテクニックというより、心構えについてもお話したいと思います。
初めての実習ともなると心細いこともあるでしょう。
- 実習で初めて子どもと関わる
- 親戚の子は見たことあるけど実習は初めて
- ボランティアやアルバイトとは違うの?
以上の方に読んで頂きたい記事となっております。
実習の目的

学校でいろいろ難しい言葉で説明を受けるでしょう。インターネットでもいろいろな説明が掲載されています。
ですが、僕としてはこの一言で大丈夫です。わかりやすく言うと・・・
雰囲気を感じること
実習の目的は一言で表すとこれです。短くザックリと言いますね?

保育の現場の雰囲気を、肌で感じること
この一言でOKです。ボランティアやアルバイトでもしていない限り、実習で初めて子どもと関わるワケです。緊張してしまいますね!

僕も初めての実習はドキドキでした。
学校の友達や先生と離れて新しい環境に身を投じるんです。心細いですよねぇ・・・
実習生にやって欲しいこと4

①まずは「笑顔・挨拶」
「笑顔・挨拶」は新人でもベテランでも実習生でも、誰でもできる万能スキルです。

保育士は「笑うのが仕事」と言ってもいいくらい、笑顔は大事です。
それは子どもにも、保護者にも、先生にもです。
これが出来ないと、一発で「この子ダメだな…」なんて思われてしまう事もあります。是非!勇気を出して挨拶してみましょう!
そして、社会人としての基本的なスキルです。保育の道を歩まないとしても必須ですので、是非覚えておいて下さい。
「笑顔」と「挨拶」についてはこちらの記事でも詳しくお話しさせて頂いています。
②子どもと関わる事を恐れない
大人とは日常で関わることができます。しかし大勢の子ども達と関わることは日常ではあまりないと思います。※ボランティアやアルバイト除く
実習は子どもと関わることの出来る最大のチャンスなのです。実習できる回数は限られています。実習を逃すと就職するまで日常的に子どもと接する機会はほぼありません。
なので、ただ立っているだけで子どもを見ているだけでは損なのです。
こちらとしても、思う所はあると思います。

話しかけていいのかな…
勝手な事して先生に怒られないかな…
どこまでやっていいのかな…
どうしたらいいのかわからない…
いろいろ思うところ、あると思います。
しかし、目的を思い出してください。なんでもいいのです!自分なりに子どもと関わってみて下さい。

おはよう!
なにしてるの?
お洋服かわいいね!
なにして遊ぶ?
「こうしなくてはいけない!」という事はありません。(あまりにも度が過ぎていたら止めに入られるかもしれませんが、そんなことは滅多にないです。)
その子はなにをしているのだろう…と、あえて観察している場合は別ですが…

ガンガン子どもと関わりましょう。そのために来ているのです。
③質問はガンガンすべし

「質問は?」と毎回聞かれるけど、いつも「ないです」って答えちゃう・・・なにを聞いていいのかもわからない・・・
1つの答えをお伝えします。

見たままの状態を聞いてみればいいんです。
どういうことかと言うと
例えば、その日の活動が「外遊び」だった場合。「外遊びで気を付けていることはなんですか?」
「ハサミを使った製作」の場合、「ハサミで気を付けることはなんですか?」等です。
自慢になってしまいますが、僕自身も質問をガンガンしました。すると担当の先生から

質問がたくさん出ていいですね!もっとしてくれていいですよ。
なんと!お褒めの言葉を頂きました!すっごく嬉しかったのを覚えています。
そして聞いた事は必ずメモします。そしてそれを実習日誌に書くのです。自分の評価も上がり、実習日誌も充実する。質問は、しないと勿体ないんです!

せっかく保育者が「質問はないか?」聞いてくれているのに「ないです」で済ませてしまうのはもったいないオバケが出てしまいますよ!
④ちゃんと寝る
気合いの入った実習日誌。とても素晴らしいのですが、書類をする為に実習に来ているわけではありませんので、頑張りすぎは禁物です。実習日誌で寝不足は1番NGです。
実習を成功させるコツはきちんと「寝ること」です。極端ですが、これだけで良いと言ってもいいくらいです。
たった1つのシンプルな答えですね。
夜更かししてしまっては、次の日に寝不足で動けなくなったり、体調を崩す恐れがあります。
「寝る」だけ?睡眠をあなどってはいけません。寝かしつけで、子どもより先に寝てしまうことがないように!

実習生が無理をして体を壊すことが1番心配です。
部分・責任実習

部分・責任実習!緊張しちゃいますね!
特にボランティアやアルバイトでは経験出来ません。

自分が子ども達の前に立って指導するなんて・・・

本当にドキドキですよねぇ
早めに相談する
特に責任実習はオリエンテーションの時点でどのクラスでやるかは決まっていると思います。
事前に担当の先生に「こういう事をやりたい」という旨は伝えて下さい。実習が始まってすぐに聞いても大丈夫です。

やる気があっていいですね。それじゃあ明日のお昼にでも詳しく聞かせて下さいね。
早めに伝えることによって「やる気」を見せることもできますし、年齢にあっていなかったりした場合アドバイスをもらうこともできます。
一方、相談がギリギリになってしまう事は避けて下さい。
「向こうが聞いてこないからこっちも言わない・・・」というのはやめましょう。
先生にもいろんなタイプが存在します。気遣って向こうから声を掛けてくれる先生もいますが、学生の方から言ってくるまで「あえてこちらからはなにも聞かない。」という先生もいます。声をかけようと思っても、つい忘れてしまう先生もいます。先生も人間ですしね。
(僕はわりと会ってすぐ「責任実習なにやるのー?」と聞いてしまいますが・・・)

必ず実習生の方から声をかけて下さい。
目的は「経験」を積むこと
「責任実習・部分実習」等は完璧にやろうとしなくていいのです。ですが真面目な学生ほど

失敗しちゃいけない!
完璧にやらなきゃいけない!
先生に迷惑かけちゃいけない…!
と思ってしまいがちです。ですが、「失敗」は、していいのです。
なぜなら「経験を積むこと」が目的なんです。
むしろ、完璧にできてしまっては実習などやる必要がないのです。失敗した場合は、失敗したという経験を積むことができます。成功するということよりも、自分で考えたことを「やりきること」に価値があるのです。

とは言いましたが、明らかな「準備不足」はダメですよ!
仮に「製作」を行うとします。段取りも準備も完璧にして、当日はスムーズに滞りなく、完璧な製作物を作る。それでもいいのですが、実際にそうはうまくいくことは多くありません。製作を指導するという過程で「いろいろな気付き」があると思います。
思っていたことと違う!うまくいかない!コレが足りなかった!こうしておけばよかった!次からこうしよう!
という経験を積むことが肝心なのです。
まとめ

笑顔で挨拶!子どもとガンガン関わって、反省では先生にたくさん質問をし、きちんと休む!という事が大切です。
ですが、実習生は友達や先生とも離れ、慣れない環境に身を投じるのです。想像以上にストレスがかかるもの。

頑張りすぎは本当に禁物。まずは自分自身を大切にしてあげて下さい。
僕自身も、責任実習の製作準備で夜遅くになってしまうことがありました。大変でしょうが、頑張って下さいね!応援しています!
これは僕個人の思いですが

一人前の保育士になる為に、少しでも多くの経験を積んで欲しい。そしてその為の手伝いをしてあげたい。
そう思います。
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