『デスノート』は、頭脳戦と心理戦が魅力の名作漫画です。
主人公の夜神月(ライト)と、世界的名探偵Lの対決は、読者をハラハラさせます。
でも、ふと考えるんです。
この二人、もしキラ事件がなければ、友達になれたんじゃないかって。
この記事では、漫画の描写をもとに、ライトとLの間に友情があったのか、どんな関係だったのかを丁寧に紐解いていきます。
結論から言うと、僕は「友情はなかった」と思うけど、どこかでお互いを認め合う気持ちはあったんじゃないかな、とも感じています。
それでは、さっそく見ていきましょう!
ライトとLの関係:友情がなかった理由
まず、漫画の描写を振り返ってみると、ライトとLの間に「友情」と呼べるものはなかったんじゃないかと思います。物語の序盤、Lはライトに対して「番何かを感じさせた」と語ります。
これは、Lの鋭い直感がライトをキラとほぼ断定した瞬間です。
その後、キラの殺人方法が明らかになると、Lの疑いは確信に変わります。
一方、ライトもLを「倒すべき敵」と見なしていて、Lが倒れたときには「新世界創立記念スマイル」とも呼べる、勝利の笑顔を見せます。
このシーン、ライトが心から勝負の勝利を喜んでいるのが伝わってきますよね。
お互いに「探し出して始末する!」という強い意志があって、物語中盤では「僕が…」「私が…」「正義だ!」と、まるでシンクロするようなセリフまで飛び出します。
この「正義」を巡る対立は、二人にとって譲れないものだったんだと思います。
こんなふうに、どちらも相手を「敵」として見ていたから、友情と呼ぶのはちょっと難しいかな、と感じます。
それでも、どこかで認め合っていた?
でも、完全に敵対していただけかというと、そうでもない気がするんです。
ライトとLは、頭が良すぎるがゆえに、周りに自分と対等に話せる人がいなかったんじゃないでしょうか。
Lは作中で「ライトくんがキラであっては困ります。初めての友達ですから。」と発言しています。

これけっこう、連載当時に読んでてけっこう思い出深いシーンでした!
この言葉、裏を考えると、ちょっと皮肉っぽく聞こえるかもしれません。
でも、僕はこのセリフに、Lの本音が少しだけ混じっているんじゃないかな、と思うんです。
「もしキラじゃなかったら、君とは本当に友達になれたかもしれない」みたいな、ほのかな願いがあったのかもしれません。
ライトの方はどうかというと、直接的に「Lを友達だと思った」とは言いませんが、通じる部分はあったのではないかと思います。
例えば、ヨツバ編では、ライトが記憶を失って一時的にキラじゃなくなる時期があります。
このとき、ライトとLは一緒に捜査を進めるんですが、ケンカしながらもお互いを認め合い、楽しんで捜査している雰囲気があるんですよね。
もしキラ事件がなかったら、こんな感じでバディを組んで、名探偵コンビとして活躍できたんじゃないかな、なんて妄想してしまいます!
もしキラ事件がなかったら…二人は出会えた?
ここで、ちょっと「もしも」の話をしてみましょう。
もしライトがキラじゃなかったら、ライトとLはどんな関係になっていたと思いますか?
僕は、最高の友達になれたんじゃないかな、と考えています。
二人とも、頭が良すぎて話があうヤツいなかったんだと思います。
つまり、友達がいなかった!(どこのハオやねん!w)
きっと、ライトとLは普通の会話でも、相手の鋭さに「お、こいつ、話が合うな!」って感じていたはずです。
例えば、『デスノート』のスピンオフ小説『ロサンゼルスBB殺人事件』では、Lが別の難事件を解決する姿が描かれています。
この物語みたいに、ライトが父親と同じく警察の道に進んで、Lと一緒に難解な事件を追う…なんて展開、めっちゃ面白そうですよね!
ライトの論理的な思考と、Lの独特な直感が組み合わさったら、最強のコンビが生まれそう。
でも、皮肉なことに、ライトがキラじゃなかったら、二人はそもそも出会わなかったかもしれないんです。
ドラマ版『デスノート』では、この「出会いの皮肉さ」がちょっと触れられていて、読んでいると切なくなります…キラ事件という異常な状況が、二人を巡り合わせたんだなって。
対等な仲間への「嬉しい」気持ちはあった?
友情とまではいかなくても、ライトとLの間には、対等に話せる相手への「嬉しい」気持ちがあったんじゃないかと思います。
Lの「初めての友達」発言や、ヨツバ編での協力シーンを見ると、どこかでお互いを「特別な存在」と感じていたのかな、と。
頭が良すぎる二人にとって、こんな相手はそうそう現れない。
だからこそ、敵として戦いながらも、どこかで「こいつ、すごいな」ってリスペクトしていたんじゃないでしょうか。
例を挙げると、Lがライトを監視するために直接大学に現れるシーン。
あのとき、Lはライトを挑発しながらも、ライトの反応をしっかり観察しています。
一方、ライトもLの動きを冷静に分析して、隙を見せないように立ち回る。
このやり取り、まるでチェスの名手同士の対局みたいで、読んでいてドキドキしますよね。
こんなふうに、互いの知性を試し合う中で、ちょっとした「楽しさ」や「認め合う気持ち」が生まれてたんじゃないかな、と思います。
まとめ:友情じゃなかったけど、特別な絆はあった
漫画『デスノート』を振り返ると、ライトとLの間に「友情と呼べるものはなかった」と結論づけました。
互いに「正義」を巡る信念でぶつかり合い、相手を倒すことに全力を尽くしていたから。
でも、どこかでお互いを認め合う気持ちや、対等な相手に出会えた「嬉しい」気持ちはあったんじゃないかな、と感じています。
もしキラ事件がなかったら、最高の名探偵コンビになれたかもしれない二人。その「もしも」を妄想すると、なんだかワクワクしますよね!
『デスノート』ファンの皆さん、ライトとLの関係についてどう思いますか?もし二人がバディを組んだ物語があったら、どんな事件を解決してほしい?ぜひ、コメントで教えてください!