こんにちは!ともや先生です!
自分の子どもにどんな名前をつけるか!悩んでしまいますよねぇ・・・
今回はキラキラネームについてお話します。
光宙(ピカチュウ)や泡姫(アリエル)等、個性的な名前が増えてきているようです。
ここまでいかなくても、職業柄読むことが難解な名前も多く目にします。
この記事はキラキラネームをつけることによってどんな事が起こるのかを正しく知って欲しい!という思いで書きました。
最初に伝えておきますが、キラキラネームとはなにか?一言で言うと「読むことができない名前」です。
キラキラネームとは?
定義は人によって違う
常識が人によって違うように、キラキラネームの定義も人によって違います。
時代に流行る名前は様々です。
女性を例にあげてみましょう。
- 「うめ」や「はる」等、平仮名が一般的だった時代
- 「祥子」や「恭子」等「~子」が一般的だった時代
ですので、今から10年後ではまた違った常識になっているかもしれません。
「葵」という名前は本来なら女性の名前だったのですが、男の子でもよく見られるようになりましたね。
親の願い
キラキラネームをつける親の願い。それは他の人と違う。「個性」のある子に育ってほしいという願いがこめられているのではないでしょうか?
しかし、個性的な名前を付ければ個性のある子になるのであれば苦労はないのです。
その子が個性的に育つかどうかと、その子自身の名前は全くの無関係です。
キラキラネームをつけるとどんなことがある?
実際にキラキラネームをつけると、その子にはどんな事がおこるのでしょうか?
覚えてもらいやすい
「覚えてもらいやすい」というのはメリットなのではないでしょうか?
確かに珍しい名前はインパクトありますが、覚えてもらいやすい事でメリットがあるのは芸能人でしょう。
他には漫画のキャラでしょうか?例えば「夜神月(やがみライト)」は非常に個性的です。このような名前の人と実際に会ったら、なかなか忘れないですよね?
両親が自分の為に試行錯誤してつけてくれた名前だから、誇りを持っている!
という意見もありますが
そう思えるのであれば「太郎」でも「花子」でも誇りを持つと思います。
そもそもキラキラネームをつけてくれたことに、誇りを持っているわけではないですよね?
両親が自分のことを想ってくれて名前をつけてくれた事に対して誇りを持っているのであって、目的は「個性的な名前をつける」という事ではないのです。
からかわれることがある
名前が原因で子どもがからかわれるのは、なんとしてでも避けたいですよね。
普通の名前でも、いじられる場合もあるので、キラキラしているとよけいにです。
特に子どものうちは、遠慮がないので、思った事をそのまま言われてしまう事があります。
子ども本人に責任は無いのに、不当な扱いを受けるのはなんとしてでも回避したいです。
子ども自身が自分の名前にコンプレックスを持ってしまっては大変です。
就職で不利になる事がある
これも有名な話です。
就職でも、名前がカッコいいから!という理由で採用!とはなりません。逆はあるかもしれませんが・・・
大人になった後、「名前が原因で不採用にしました。」とは言われません。なにかもっともらしい理由をつけられて、はぐらかされるのがオチです。
その人自身の人間性と名前は関係ないのに、それが評価対象となってしまう場合があるんです。
要は採用する側も、なるべくリスクを回避したいのです。
個性的な名前の人は「性格も個性的なのかな。」と思われてしまうのは、残念ながら仕方のないことだと思います。
例えば「個性的な名前の人」を採用した場合、もしすぐに辞めてしまったりしたら、周りから「なんでそんな人採用したの?名前の時点でわかるでしょ?」と言われてしまう場合があるんです。
辞めちゃいましたけど、なんで「鈴木ピカチュウ」なんて採用したんですか?山田一郎さんの方がよかったんではないですか?
個性的な名前の人でも優秀な方は大勢いらっしゃいます。それでうまくいっている時はいいのですが、なにか問題があった時に「まったく関係ない名前」まで否定されてしまう事があるのです。
僕自身、面接でご年配の方とお会いする機会はありますが、ほぼ全員名前が読めます。若い世代になるにつれ難解になっていくというのは感じるところです。
親の人間性が疑われる事がある
もっとキラキラネームが普及してきて、名前って読めない当て字が逆に普通!という時代になっていくかもしれませんが、まだ時間がかかりそうです。
子どもの事を思って悩み抜いて、つけた名前であっても、難解な名前だと見る人によっては子どものデメリットを考えられない親だと周りに思われることがあるかもしれません。
名前と、その子どもの人間性は関係無いのに・・・
残念ながら今の時代そのように思う人がいるのは事実です。
成績と名前の関係性
林修先生は、
成績上位者の子の名前は「普通に読める」のに対し、下がるにつれて名前の読解が「難解になっていく」傾向があります。
と述べていました。
まだ「夜神月(やがみライト)」という名前で成績が良いなら、周りはなにも言わなれません。
しかし「夜神月」で成績が悪かったりすると、関係ないにのに名前のせいにされてしまうことがあるのです。
また、難解な名前の人の犯罪率が高いというデータもあります。
パソコンに登録するのが大変
これは本人には全く関係の無い話なのですが・・・
事務作業をしている際に毎回思う事です。
漢字とは全く関係ない読み方で、珍しい漢字だとパソコンで表示させるのが大変だったりします。
別の読み方を推測して変換してみたり、部首で検索したり、1番手間だったのは画数で検索した時でした。
それでも、まだ変換して出てくるような漢字ならいいのですが、変換しても出てこないような珍しい漢字ですと探すのに非常に時間がかかる場合があります。
googleで検索してコピーして貼り付けたりしています。
まだ「夜神月(やがみライト)」の方がマシです。「月(つき)」と打てば変換できますから。
どんな名前をつければよいか
名前は愛する子に、親から1番最初の贈り物。と言いますね。
皆さんはどんな名前を考えますか?
名前について個人的な意見を述べたいと思います。
読めることで周りへの「配慮」になる
人に読んで貰う為のもの。という認識を忘れてはなりません。
ちょっと冷たい言い方になってしまいますが、名前とはその個体を識別する為の記号なのです。
もっと言ってしまうと、読めないのであれば名前としての機能を果たしていないのです。
自分で自分の名前を呼ぶ事は少ないですよね?自己紹介をする時くらいでしょうか?
それよりも日常で名前を呼ばれる事の方が多いように感じます。
特に保育士さんは、下の名前に「先生」をつける事も多いですよね?
「救急現場で混乱を招く」というのは有名な話です。珍しい名前というだけで、周りにも本人にも迷惑をかけてしまうこともあるので、よく考えたいところです。
「当て字」も名前を読みにくくする要因の1つです。
今のシステムだと「太郎」と書いて「イチロー」でもいいんですね。
読めるハズがありませんし、混乱を招きます。「読みやすい」という事は、周りの人への配慮にもなるのです。
当て字は避けて、馴染みのある漢字を使うのもいいでしょう。
見た事ない漢字は、他とは被りにくいかもしれませんが、それだけ「読めない」ということにもなるのです。
名前は普段、他人が自分を呼ぶ時に使うモノなので、使う人を意識してつけるといいでしょう。
モノで例えるのは失礼かもしれませんが「使い手の事を意識していない、メーカーの自己満で、使いづらい商品」なんて誰も買いたいと思いません。
本当に個人的な重いですが、 複数読める漢字も使用しない方が無難かもしれません。
例えば「麻美」と書いたらどうでしょうか?「まみ?あさみ?どっち?」間違えられる度に訂正しなくてはならない作業が発生します。
性別が一目でわかる
読めることの次に、読んでみて性別が一目でわかることが大切です。
特に思春期等で「男なのに女みたいな名前」だと、周りからからかわれたりするとトラウマにもなりえます。
それだけで無用なトラブルを避けることができます。
例えば就職の際の書類審査
「京子」女ですね。
「和也」男ですね。
というように判断できます。
例えば「鈴木ピカチュウ」で来てしまうと「え?男なの?女なの?そもそも変換ミス?」というように確認作業を相手にさせてしまうんです。
言いすぎかもしれませんが他人に迷惑をかけてしまうんですね。
そして奇抜な名前の人は、性格も奇抜そうだね。と思われると面接すらさせてもらえなかったりするんです。
これではスタートラインにさえ立てません。
個人的にはけっこう大事なのではないかと思います。
保育実習中の体験談
職業柄、様々な名前の子どもを見てきました。
僕が実習生の時の話です。担任の先生の代わりに出席をとることになりました。
担当の先生からは、
読み方は、側について私が教えますからね!
と言われました。当時の僕は
「え!?漢字くらい自分で読めますよ!!」なんて心の中で思ったりしました。
しかし、当時の僕は認識が甘かったのです。結果は・・・一人目から読めませんでした!!!
正確には、なんて読む漢字かはわかったのですが、組み合わせで推測のつかない名前ばかりだったのです。
当時の僕にはかなり衝撃的でした。
まとめ
どんな名前をつけたらいいの?をまとめました。
- 読む人を意識する
- 馴染みのある漢字を使う
- 一目で性別がわかる
どうしても自分の名前がイヤなのであれば、15歳になったら自分で名前を変更できるので、本当に嫌だったら行動してみるといいと思います。
名前は一生ついてまわるものなので、よく考えてみて下さい。
百歩譲って、読める漢字で特殊なのはまだいいです。
人とかぶってもいいですし、名前で個性を出す意味がわかりません。
僕は普通に「太郎」とか「和也」とか普通の名前で十分と考えます。
が、読ませる気持ちが0の当て字は、全く理解できません。
現状名前の読み方にはルールがありません。
インターネットにも「キラキラネームのメリット・デメリット」という記事がありふれています。
個人的にですが、デメリットが存在する時点でキラキラネームは避けた方がいいかと思います。
珍しい漢字は使っても、読み方は普通の名前にしてあげたほうが無難かと思います。
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