保育にも育児にも必要な「聞き力」!大切な8のこと

保育
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こんにちは!ともや先生です!

皆さんは、相手の話をきちんと聞けていますか?

話を聞くということは非常に大切なのです。そう聞いて、自分は聞けているよ!と思った方。

黄色信号です!

話を聞くということは、できているようでできていなかったりするのです。

「聞き力」が大切なのは、大人も子どもも関係ありません。信頼関係を築く上で、とっても大切な事なのです。

それがそのまま、その職場の働きやすさにも直結します。

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なぜ「聞き力」が大事か

「聞き力」が高い人には皆さん話しかけやすいです。話しかけやすいということは、みんなその人が好きなのです。

こんな人いますか?

メチャクチャ話しかけづらくて、でも好き!

そのような人いますでしょうか?

人は聞くよりも話したい生き物

そもそも人間という存在は「聞いて聞いて!」の生き物なんです。

自分の話ばかりしたいものなのです。「聞く」よりも「話したい」のです。

「話を聞いてもらっている。」という事が快感なのです。

子どものよく言うセリフの

ママー!聞いて聞いてー!

これは大人も全く同じです。

聞いて貰えた。という事で心が満たされるのです。

大勢の飲み会が苦手という人はおそらく会の最中ほとんど喋らない人なのではないでしょうか?

逆に飲み会をとても楽しんでいる方は、たくさん話をしているのではないでしょうか?

たくさん話せて「つまらなかった・・・」という人は少ないと思います。

行くの嫌だったけど、意外と楽しかった場合は、思ったより人と話せた時ではないでしょうか?

終始無言で「あー、楽しかった!また行きたい!」とはなりませんよね?

人は話を聞くのが苦手

話す事が快感ということは、逆に聞くのが苦痛なんです。

そんなことない!私は人の話を聞くのが楽しい!好き!

話を聞くのが楽しいと思える時は、自分にメリットがある時です。

メリットがある時とはどんな時でしょうか?

例えば、高額セミナーを自分で受講した場合はどうでしょうか?空いた時間に見るYouTube動画はどうでしょうか?

かなり真剣に見て、聞くのではないでしょうか?

それは自分の欲しい情報がそこにあるからなんです。

自分の貴重な時間を使ってわざわざつまらない動画や興味の無いセミナーに行く人はいませんよね?

僕自身、動画でお金の勉強や楽器の練習を真剣に見て勉強しています。

苦手な先輩や上司いませんか?それはいつも自分の話をしていませんか?

こっちがなにか話をしようとしてもまったく聞いてくれないのではありませんか?

上司の自分語りを延々と聞かされた時。興味の無い趣味の話を長々と聞かされた時。

貴方は頭の中で別の事を考えているのではないでしょうか?

話したいなら「聞く」が先

考えてみれば当然の話です。

相手の話を全く聞かない!そんな人の話を誰が聞きたいですか?

この発想は当時の僕には衝撃的でした。昔の僕は本当に話すことばかり考えていましたっ!

上司の話はすぐに従え!じゃないんです。そんなのただのパワハラです。

話したくなる上司を目指さねばならないんです。

まず自分の話を聞いてもらう為には、相手の話を聞くことが重要だったのです!!!

逆だったんです。話す前の土台が大事だったんです!

いつもこの人は自分の話をよく聞いてくれる。だからこの人の話を聞こう!!!となるワケです。

モノでもそうですよね?

誕生日プレゼントで良いモノを貰ったら、その人の誕生日の時は良いモノをお返しをしてあげたい!

そう思うのではないでしょうか?

逆に、誕生日になにも貰った事ない人に突然「なにかあげたい!」と思うでしょうか?

思う場合は、普段の積み重ねで仕事でも家事でもいろんな行動でプレゼントを貰っているのではないでしょうか?

「聞き力」とは

前置きが長くなってしまいましたが、

「聞き力」とは、

「聞いていますよ」というメッセージを届けること。

これが届かなければ意味がありません。

相手が話しているのに、スマホやPCを見ながら

「へー、ふーん、なるほどー」等軽い返事をしていませんか?

こちらとしては、ちゃんと聞いているつもりでも、相手が

ちゃんと聞いてもらえないならもういい…
もう相談
しないでおこう…

こうなってはどんどん不満が溜まってしまいますね。子どもの自己肯定感にも響きますし、職場ですと最悪な場合「離職」に繋がることも!

「聞く」ということはスキルです。意識して行い、日々磨いていけるものです。

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聞く上で大切な8のこと

ちょっと、お話が・・・

はい!なにかありましたか?

話は「聞く前」から始まっているのです!1つひとつ解説していきますね!

  1. 否定しない
  2. つま先を向ける
  3. 相づちを打つ
  4. テンションは少し高めに
  5. ほどほどに質問する
  6. そのままの言葉を返す
  7. 相手の気持ちを言葉にする
  8. 最後まで聞ききる

赤字は聞く前に行う事です。

①否定しない

まずは【心構え】からいきましょう!前提条件として相手の言ってくることに対して

「否定厳禁」です。

これは絶対に守って下さい。これを守ってくれるなら「下の項目全て読まなくてもいい!」と言っても良いくらいです!

いや、それちがうだろ!
それ、明らかにお前が悪いだろ!
ちょっと待て、なんかおかしくないか?

思う事あるかもしれません。ですが、思っても絶対に言葉には出さないで下さい。仮に相手がどんなに的外れ、トンチンカンなことを言っていてもです。「否定は絶対にしない」心に誓って下さい。

いきなり「否定」から入られたらどうですか?辛いですよねぇ・・・

はぁ…全然分かってくれない…もう二度と相談しないでおこう…


という経験をされた方もいるのではないでしょうか?大人でそうなのですから、子どもも同じです。

否定してくる人には、もう二度と相談しに来なくなります。ここだけ覚えて帰って頂いてもかまいません。それほど大事なんです。

アドバイスしない

これも気を付けたいところなのですが、アドバイスもしてはなりません。

したくなってもガマン!!ですね。

「そういう時は、こうした方がいいよ。」
「オレも昔同じ事があったよ、その時はな・・・」
「じゃあ○○する?」

良かれと思ってやっているのはわかりますが、「否定していると捕らわれかねません。

要はアドバイスをすることで「それじゃダメだよ。こうしなよ。」と言っているのと同じに捕らわれてしまうことがあります。

アドバイスは聞かれてから、初めて話して下さい!

表面では

はい!ありがとうございました!ちょっと試してみます。

と言っていても

そんなのわかってるよ~。それができないから困ってるんだし、それは〇〇先生だからうまくやれるんだよ~。はぁ・・・ガックシ・・・

聞かれてもいないアドバイスは、残念ながら「余計なお世話」であることがほとんどです。

武勇伝を長々と語るのはもっての他。気持ちいいのは話している人だけで、聞いてる方は正直しんどい・・・と思っているかもしれません。

②つま先を向ける

心構えの次は「体の姿勢」です。

相手がなにか話をしているのにパソコンを打ちながら、首だけ向ける・・・これはNGです。

なぜ「つま先」かと言いますと「つま先を向ける」「体全体が向きます」これは「貴方の話を聞く準備できてますよ。」のサインなのです。

体が向くと、心が向きます。

それだけで、相手は話す前に安心するのです。

仕事で例えてみましょう。
●手を止めてこっちに体を向けて聞いてくれる上司
●作業を止めずに、首だけ向けてくる上司
どっちに話しやすいでしょうか?

③テンションは少し高めに

まずテンションは気持ち「その人より若干高め」です。

それだけで「あなたの話に興味がありますよ。」という事が相手に伝わります。

テンションが低く反応も薄いと・・・

はぁ・・・なんですか?

(私の話つまんないのかな?興味ないのかな?)あ、やっぱり大丈夫です。すみません。

と思われてしまうこともありますし、高すぎると

はーーい!!なんですか!?なんでも言って下さいねーーー!!いっぱいお話しましょー

え?なにこの人!?馬鹿にしてるのかな?あ、ごめんなさい。また今度にしておきます。

と、思われることがあるからです。

※信頼関係ができていればまた別なのですが、テンション高い人が苦手な人もいるのも事実です。

落ち込んでいる人を励ます為に、わざとテンションを上げる方もいるかもしれませんが、あまりに高いと引かれるので、特に上司等の上の立場にいる人は気を付けたいですね。

④相づちを打つ

①~③ができてからやっと「話」が始まります。適度に相づちを打ちながら聞いていきましょう。

「うん」「うん」
「そうなんだ」
「それで?」

これがあるだけで相手は話しやすくなります。

表情を意識するとなお良いです。基本的に笑顔でOKですが、明るい話題、暗い話題で使い分けるのが大事です。

「えー!」
「ひゃー!」
「マジ!?」
「うわー!」


等の感嘆詞を使うのも効果的です。より相手に「話を聞いている」という事が伝わります。

僕自身も、子どもが膝の擦りむきを見せてくれた時「うわー!そりゃ痛いね。」や、職員から風邪の報告を受けた時「えー!39℃?辛いねぇ」等使っています。

「わかる」は危険

相づちの中でも、安易に「わかる」と言うと危険かもしれません。

例えば

わかるわぁー!私も新人の時に同じ事で苦労したわ。気持ち分かるわ。辛いわよね。

一見すると問題ないかもしれませんが、これはちょっと危険なのです。

本当に共感できているならいいのですが、そもそも本当に分かってるの?と思われかねません。

安易に「わかる」と言ってしまうと

「よくあること」にしないで!こっちは真剣に悩んでるの!!

と思われるかもしれません。

感じ方は人それぞれなので、たとえ同じ事象であっても全く別の問題なのです。

無難な言い方にするなら、こういきましょう!

それは辛かったわね・・・私も同じような経験があるから、少しわかる気もするわ。

あくまでも「似た経験」そして、完全にはわからないけど「部分的に」は分かる。ということを伝えて下さい。

極端な例ですが、アルバイトもしたことない学生が社長に向かって
「社会に出てお金を稼ぐって、本当に大変なことなんですよ。」
と言っても説得力無いですよね?

⑤そのままの言葉を返す

心と体の準備をして、話が始まり、相づちをうちながら進めてきました。次はもう一歩踏み込んで行きましょう!

1番簡単にできる「聞いてますアピール」をご紹介します。

聞いた言葉をそのまま返すだけ。

「オウム返し」とも言いますね。ただそれだけで相手には伝わります。

この人、私の話すっごく聞いてくれてるー!

「暑かった」「暑かったんだね」
「痛かった」「痛かったんだね」

質問形式でもOKです。

「暑かった」「暑かったの?」
「痛かった」「そんなに痛かったの?」
です。

僕自身の話ですが、新人の頃に「いやぁ、最近参っちゃいまして・・・」と、当時の園のおばちゃん先生に話しました。するとそのおばちゃん先生は「参っちゃってるんだ・・・」と眉をひそめて優しく僕の言葉を受け止めてくれました。聞いてもらっただけで心がスッと軽くなったのは今でも印象的です。

付け足さない

余計な言葉を付け足すのは「野暮」というものです。

そのままったら、そのままなんです。

「暑かった」に対し「いや暑くないよ。」
「痛かった」に対し「え?そうかな?」

否定で返すのは1番のNG!!

その人、本人が暑かったなら暑かったのです。痛かったなら痛かったんです。そのままの気持を受け止めてあげて下さい。

⑥ほどほどに質問する

質問をすることによって「貴方の話をもっと詳しく知りたい。」「正しく理解したい。」という気持が相手に伝わります。

待って、それって今日の話?
あ、○○君のこと?
その時キミは
どこにたの?

話している方は、「自分の話に興味を持ってくれている!」と感じます。

質問するのは、「キミの話を理解するために、その情報が欲しい。」というメッセージなのです。

話の腰を折らない程度の質問にしましょう。

⑦相手の気持ちを言葉にする

「それは辛かったね・・・」
「それがすごく嫌だったんだね・・・」

相手の気持ちを共感し言い換えましょう

要約はしない

「要約」は、とてもリスキーなのでしないほうが無難です。

「つまりこういうことね!○○なんだよね?」

どこに問題があるかなんて本人にしかわかりません。
勝手に要約されて、しかも外れていると

「いや、そうじゃなくて」と相手をうんざりさせてしまう事になってしまうかもしれません。

「はぁ・・・なんにもわかってくれてない・・・」
と思われることもあります。

もしかしたら話している本人にも、原因がどこにあるかわかっていないかもしれません。

⑧最後まで聞ききる

これが最後の関門です!そう、「最後まで聞ききる」です!

できていると思っている人こそ要注意です!!

言葉にすると、なんてことないのですが、これがなにより難しかったりします

なぜなら、人は本来「他人の話を聞くこと」が苦痛なのです。思ったことを言いたいのです。

最後まで口を挟まず聞ききる!

とことん最後の最後まで聞いて聞いて聞ききって、相手の話が終わるまで、ひたすら耳を傾けます。

喋りたくなってもガマン!こっちの思いと違うことを言っていても途中で訂正しない!

ここまでやって、やっとこちらの話す番です。

僕自身気を付けていても、今でも出来ない時あります。相手の話している途中に、反射的に口が出てしまった時は「あ、失礼しました。〇〇先生の話を先にお聞かせ下さい。」と言います。潔く謝罪し、話を戻すようにしています。「聞く」ことを先にしないと、なにも始まりませんね。

主導権を奪わない

話している人から無理矢理に主役の座を奪って自分語りを始める人、それは最悪です。

残念ながら、よくいます。こちらが話しているのに、主導権を無理矢理奪って「自分語り」をしてしまう人・・・相手を思って、伝えたい事がたくさんあるのかもしれませんが、あくまで、主役は相手です。

体験談、武勇伝を語るのは論外です。

相手は心の中で

早く終わらないかな・・・
しんどいな・・・

としか思っていないでしょう。

「そんな時、○○先生はどうしましたか?」等、聞かれてから、初めて話して下さい。

関係ないのに急に横から入って来て持論を展開する人もたまにいます。

論外ですので絶対に辞めて下さい。そういう人とは距離を置くのもいいでしょう。

そのような場面に出くわした時は

そうなんですね!なるほど!ありがとうございます。

あ、もうこんな時間!ちょっと作業があるので戻りますね!

当たり障りのないように演出して離脱して下さい。

反抗的な態度をとっても自分にメリットないので、気を付けたいところです。

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聞く上での注意点

同調は違う

例えば、この場合は「同調」です。

友達から
「こんなヤツがこんなことして
本当に頭にきたんだよ!!」

に対して

「マジか!そいつ最悪だな!」
と、返したとしましょう。

これは「最悪」という評価をしています。

一件、特に問題が無いように見えますが使い方によってはこれが「危険」です。

この例ではどうでしょうか?

例えばあなたが同僚と飲みに行ったとしましょう。

「うちのカミさんの当たりがきつくて・・・」
「あんな言い方しなくてもいいのに・・・」
「これでも頑張ってるのに・・・」

と、愚痴をこぼされたとします。

そこにあなたが

「奥さんヤバいね!」
「そんな事言うなんて最悪だね!」
「その人どうかしてるんじゃないの?」

「いやいや待てよ、なんでお前にそんなこと言われなきゃならないんだよ。ウチのカミさんだぞ!?」

となってしまう場合があります。

相手によって「失礼」に当たることがあります。
なので、「同調」より「共感」なのです。

実感すること

冒頭にも書きましたが、話を聞くスキルを身に付けたことによって人生が劇的に変わりました。

それと同時に周りの見る目も変わり、なんか知らないけどイライラするんだよなぁこの人・・・

と思っていたことも「あぁ、相手の話を全く聞くことができないんだ。」と気付き、反面教師にしています。

それと同時に、いかに今まで自分自身、相手の話を聞けていなかった!という事実にショックを受けました。

それからはいろんな本を読んだりセミナーに参加したり勉強を繰り返しました。

そしてどの本を読んでも、どのセミナーに言っても、だいたい皆さん言っていることは共通しているんですね。

それこそ、相手の話を聞くことの大切さです。

僕自身も話を聞く力によって人生が劇的に変わりました。

昔の僕は

・どうやったら伝わるか。
・どうやって話すか。
・人を魅了する話し方は?


ばかり考えていました。

それは大いなる間違いだったのですね。順序が逆だったのです。「話す力」も大事ですが、その前に「聞き力」が大事なんです。

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まとめ

「話を聞く」これだけのことが掘り下げてみると、なかなかに奥深い物があります。

しかし、コミュニケーションスキルとして必須です!

「聞く」ことで「子育て」「仕事」「夫婦関係」等、人間関係に変化が起こるはずです。

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