こんにちは!ともや先生です!
あだ名ってどこからどこまでなんでしょうね?
以前「あだ名」についてニュース等で取り沙汰されていましたね。
そこで、今回の題は「あだ名」です。
僕の偏見を交えてお話ししていきます。
見たい所だけでも「目次」から見ていって下さい!
「あだ名」ってなに?いろんな辞書で調べてみた
あだ名って結局なんなんでしょうか?
改めて思ってみると上手く説明できなかったので自分でいろいろと調べてみることにしました。
ネットの他にも図書館へ行ったりして調べてみました!
「あだ名」を調べた結果
「あだ名」を調べてみました。
【×渾名/×綽名】《「あだ」は他・異の意》本名とは別に、その人の容姿や性質などの特徴から、他人がつける名。ニックネーム。あざな。
weblio辞書・goo辞書・大辞泉第二版
【綽名・渾名・諢名・仇名】親しみや蔑みの意図で、その人の特徴から付ける本名以外の名前。ニックネーム。愛称。通称。
国語辞典ONLINE.
【×渾名/×綽名】《名・他サ》①特徴をとらえて、ほかの人がつけた、本名でない名。例、赤シャツ。②親しい間がらでの呼び名。愛称。例、「のぶこ」を「のんちゃん」。
三省堂国語辞典第八版
【渾名・綽名】(「あだ」は他・異の意)その人の特徴などによって実名のほかにつけた名。からかいの意味や愛称としてつける。異名。ニックネーム。
広辞苑第七版
【×渾名×綽名】軽蔑または親愛の意図で、本名のほかに、その人の特徴をとらえてつけた名まえ。
岩波国語辞典第八版
一口に「あだ名」と言っても、漢字も様々なんですね。
良い意味と、そうでない意味がまとめられている印象ですね。
「愛称」も調べてみた
あれ?「あだ名」と「愛称」は別なんじゃないの?
という意見を耳にします。なので、「愛称」も調べてみました。
weblio辞書・goo辞書・大辞泉第二版
本名や正式な名前の代わりに、親愛の気持ちを込めて呼ぶ名前。ニックネーム。
国語辞典ONLINE.
①親しい間がらで呼び合う名前。②親愛の気持ちをふくめて呼ぶ名前。「チームのーを募集する。」▷ニックネーム。
三省堂国語辞典第八版
正称のほかに、親愛の気持ちをこめてつけた呼び名。ニックネーム。「ーで呼ぶ」「新製品のー」
広辞苑第七版
親愛の気持ちを含めて呼ぶ特別の名まえ。▷D五一形蒸気機関車の「デゴイチ」など、人間以外の物についても使う。
岩波国語辞典第八版
基本的には「あだ名」も「愛称」も同じモノな印象です。
ただ「愛称」は良い面だけを押し出した感じですね。
「ニックネーム」も調べてみた
ついでに「ニックネーム」も調べてみました。
親しみやからかいの気持ちを込めて呼ばれる、本名以外の名。愛称。
weblio辞書・goo辞書・大辞泉第二版
あだ名。愛称。
三省堂国語辞典第八版・広辞苑第七版・岩波国語辞典第八版
残念ながら「国語辞典ONLINE.」には記載がありませんでした…
けっこうアッサリしてますね。
「あだ名」の良いところ
心の距離が縮まる
「名字にさん付け」だと、なにか距離があるような印象があったりしますよね。
「あだ名」があれば、心の距離がグッと縮まることもあります。
子どもは安心して保育園生活を送ることができますし、大人も気持ち良く働くことがでいるかもしれません。
園によっては「先生も子どもも全員あだ名で呼び合う!」なんてのもありますね。
例えば若い子だらけの集まりに40代の方が1人放り込まれた場合どうでしょうか?
僕の経験談なのですが、過去にバイト先で「八坂さん(仮名)38」がいました。当時の僕はまだ学生でしたが、そのバイト先では八坂さんよりは何年か先輩でした。そこで、僕が勝手に「八坂」なので「やっさん!」と呼んでいました。するとそれが広まり、けっこうな人が「やっさん!」と呼ぶようになったりしました。本人からも「受け入れられているようで嬉しいです!」と言われました。
それはあくまでもキッカケ
ただ、「距離が縮まる」ということも、あくまでキッカケだというところです。
あだ名をつけただけで距離が縮まるわけではありません。
仕事仲間にしろ友達関係にしろ、大切なのは日頃の積み重ねです。
不義理なことばかりしているとせっかくあだ名で呼んでくれていたのに、呼んでくれなくなることも考えられます。
「あだ名」の気を付けたいこと
不公平感がでる可能性
役職者が特定の先生だけ、先生が特定の子どもだけ愛称で呼んでいる場合に考えられることは…
- 不公平だ
- 贔屓(ひいき)している
- あの子(先生)は先生(園長)のお気に入りなんだ
- 自分には距離を置かれている
僕だけいつも名字にくん付け…僕もみんなと同じようにあだ名で呼んで欲しい!!
意図していなかったとしても、そのように周りから受け取られてしまう可能性があります。
仲間はずれにされている!と感じてしまうかもしれませんね。
本人がどう思っているかはわからない
呼ばれている本人が実際どう思っているかなんて、神様でもわかりません。
自分としては親しみを込めて呼んでいるつもりでも相手は嫌がっているかもしれません。
「やめて!」と言えずに、人知れず傷ついているかもしれません。
そして、一度広まってしまうと、なにを言ってもやめてもらえなかったりする場合があります。
いじめに発展してしまうこともあります。
そんな時は周りにいる大人、先生、上司に相談してみて下さい!誰かに頼るのは卑怯なことではありませんよ!
保育園の子どもはどう呼ぶか
事前に家での呼び方を聞く場合
その保育園さんによるかもしれませんが、入園する際に保護者に書いてもらう書類に「家でどう呼んでいるか」を記入する欄があったり、面接で同様のことを聞く場合があります。
特に小さい子の場合、初めての保育園だと新しい生活に慣れるまで時間がかかる場合もあります。
その場合、あえて家で呼ばれ慣れている名前で呼ぶことによって安心するかもしれません。
僕も実際に感じるところです。いくら呼んでもこっちを見ない一歳児の子ども。家での呼ばれ方と同じように呼ぶと反応してくれた時は嬉しかったですね。
あまりに飛躍しすぎてない名前に限りますが…
例えば…
おうちでは「王子様」って呼んでいます!
…の場合。流石にちょっと、園で呼ぶには不適正に感じます。
その場合は普通に「名前にくん・ちゃん」でいいと思います。
周りで聞かれて「えっ…」となるのもなんだかなぁ…と思いますよね。
「くん・ちゃん」等の敬称は必ずつける
どんなに親しかったとしても、先生と子どもは友達ではないのです。
本人が気にしていない場合でも「呼び捨て」は好ましくないように感じます。
周りで聞いていても不快に思う人もいるかもしれません。
周りの人はその子と先生の関係性なんて知るはずもありません。
子どもと先生の線引きの為にも気を付けたいところです。
僕が昔働いていた保育園で、機嫌が悪いときは「呼び捨て」にしてくる園長がいました。僕が言われているわけではなかったのですが、それが側で聞いてて良い気持ちしませんでした。
ただ、地域によっては「呼び捨てが当たり前」な文化な所もあるそうです。
崩しすぎは不適切な場合も
例えば以下のような場合…
- りん → りんりん
- はると → はるとん
- きよたか → きよぽん
- えれな → えれぴょん
本人が気に入っていたとしても、先生が呼ぶにはふさわしくないように感じます。
敬称がついていないので「呼び捨て」のように聞こえる場合があります。
それをたまたまお迎え等で居合わせた他の保護者に聞かれて…
この先生は非常識だ!子どもを差別している!
なんて思われたくないですよね?
僕なりの解釈
定義がちょっと曖昧だったりしますよね。
僕なりに思っていることを書かせていただきます。
本名を多少なりとも崩したモノ
当たり前ですが、こういうのはあだ名じゃないと思います。
- なつみ → なつみちゃん
- のぶひこ → のぶひこくん
これを少し崩したらあだ名となります。例えばこんな具合ですかね。
- なつみ → なつ、なっちゃん
- のぶひこ → のぶ、のぶくん
- こうすけ → こうちゃん
例であげた場合だと「あだ名」というより「愛称」と呼ばれる方が適切な印象です。
公式の場での統一はアリ
小学校ではこのようなやり方が多いと聞きます。
授業中では「名字にさん付け」を徹底している。というもの。
休み時間等のフリータイムでは多少崩してちゃん付けをする。
これはオンとオフの使い方で、アリかもしれませんね!
僕も園の中では「〇〇先生」ですが、園の外では「〇〇さん」と使い分けている場合があります。先生だということを周りにバレるのを嫌がる人もいるかもしれないので。
その人の特徴を表したモノでは呼ばない
その人のことを表す特徴をと言うと、例えば…↓
- メガネ ※眼鏡してるから
- モジャモジャ ※天然パーマだから
- ガリ ※痩せてるから
この場合は悪意を感じてしまう人が多いのではないでしょうか?
一件悪口じゃなさそうでも…↓
- 筋肉 ※マッチョだから
- エース ※成績良いから
- 横浜流星 ※その芸能人と顔が似てるから
ですが、上記の通り本人がどう思っているかなんてわかりません。
ちゃんと名前で呼んで欲しいのに…
なんて思っているかもしれません。
イジメに繋がってしまうこともあるかもしれないので、そのような形で呼ぶ事は好ましくないように感じます。
悪いのは「あだ名」でなく相手を傷付けてしまうこと
小学校では「あだ名禁止令」がニュースになったりして色々と話題になっている時期もありました。
僕はあだ名そのものではなく、あだ名を使って相手を傷付けることが問題と考えます。
そして、相手を傷付ける手段として、からかいの意味を込めてあだ名を使うのは避けたいところです。
例えば友だちとケンカになって、相手を攻撃する為に使う場合ですね。
この場合の原因はあだ名とは違う部分にありますね。
あだ名だって「ただの言葉」です。使い方が全てだと思います。
まとめ
あだ名について、僕なりの解釈を書かせていただきました。
あだ名もやはり使い方。
「友だち同士で使う場合」と「先生として使う場合」で、考えて使いたいですね。
問題があるとするならば「あだ名を呼ぶ事によって、人を傷付けてしまうこと」だと思います。
オススメ書籍
大人が読んでも新しく気付かされることばかりです。
相手がどう思うか!が大切だと思います。
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