界王神…ネットではよく「無能神」と言われ残念なキャラ扱いされることもありますが、ほんとうにそうなんでしょうか?
界王神の真の実力、そして物語にどんな貢献をしたかを考え、界王神は本当に無能なのか?
ということを真剣に考えていきたいと思います。
もくじ
界王神の実力はどれくらい?
界王神はネット上で「無能神」と言われていじられることも多く、残念なキャラ扱いされがちな存在です。
しかし、彼の実力はどれほどのものなのでしょうか?
原作を見ながら真剣に考えていきましょう!
フリーザをワンパンKO
そもそも界王神ってどんくらいの強さなのでしょう?
そこで言われるのが、界王神の実力を示す最も有名な発言は、「フリーザを一撃で倒せる」というもの。
ドラゴンボールカラー37巻174P
ネットでは「第一形態のフリーザのことじゃない?」と冗談めかして言われることもありますが、僕はもちろん最終形態のフリーザを指していると信じています!
ブウ編当時のフリーザは、インフレの波に飲まれた過去の雑魚キャラ。
界王神の口ぶりから、「余裕で一発KO!」という自信が感じられますよね。
この頃はまだ計り知れない、底知れない不気味さで強者感ありましたね!
しかし、フリーザ編に現れたらメッチャ強キャラでしたね。
超2悟飯の動きを封じた
界王神が超サイヤ人クラスに強いのはわかりました。
しかし、それを踏まえてどれくらい強いのでしょう?超サイヤ人にもいろいろ段階がありますし、超サイヤ人2とかもその時はありますよね。
そんな中で界王神は、ダーブラ(バビディの配下で、セルと同等かそれ以下の実力)に脅威を感じたり、ヤコン(そこまで強くない敵)にもビビっていたりしたことから、「弱そう」という印象を持たれがち。
また、プイプイに変身なしのベジータが楽勝した際にも驚愕していたことから、界王神の実力は人造人間19号・20号より強く、セル第二形態くらいではないかと推測されます。
ドラゴンボールカラー38巻63P
それでも、界王神には驚くべき実績があります。
それは、超2の悟飯の動きを一瞬とはいえ封じたこと!
これは「金縛りの術」のような特殊能力なのかもしれませんが、ドラゴンボールの世界では、格上の相手には能力が効かないというルールがあります(例:餃子の超能力がナッパに通用しなかった)
つまり、界王神が悟飯(弱体化していたとはいえ超2レベル)の動きを封じられたということは、超2とまではいかなくともそれに近い実力を持っている可能性が高いのです!
さらに、界王神自身が「悟飯の動きを封じるのは大変だった」と語っていることから、彼の実力は決して侮れないものだと分かります。
悟空やベジータが規格外に強すぎるため、界王神が自分の実力を過小評価している可能性も? もし頼れる戦士が悟飯だけだったら、界王神の評価もまた違ったものになっていたかもしれませんね。
心を読む能力
そして界王神は、上の画像にもある通り「相手の心を読む能力」もあります。
亀仙人もナム相手に似たようなことやってましたが、界王神の方が精度が高そうです。
これけっこうスゴイ能力ですよね。ラッキーマンの世直しマンもそれでかなり強かったですし。
惜しいのはこの場限りでこの能力を活かす場面がなかったこと…
でも普通に闘う場面ではこちらの手の内が相手にバレてしまうのはかなりやっかいですよね。
これが界王神が強い!と思うもう一つの理由です。
悟空も相手の考えを探るのは頭に手を置かないとできませんから。

しかしこのシーン…ベジータを上回りそうな強者感出してたんですけどね…
魔人ブウ戦では
界王神との戦闘描写はここだけです
復活した魔人ブウに絶望的だ…と思いながらも精一杯闘います
界王神の技は「はっ!!!!」「キッ」「カッ」です
ドラゴンボールカラー39巻40P
いわゆる「気合い砲」ってやつでしょうか(悟空とフリーザも撃ち合ってましたね)
眼から発することが多いようなイメージでしたが、この界王神は手でやってますね。
ドラゴンボールカラー39巻44P
エネルギー弾とはちがうみたいでなんの技かよくはわかりませんが、実際にこの技でブウには敵わないまでもブウの気弾を打ち消しています。
ドラゴンボールカラー39巻50P
ボロボロになりながらも悟飯を救うため、精一杯の「カッ」これはカッコいいですね!
これのどこが無能神なんでしょう!
これが界王神ってけっこう強いんじゃないか、という話の根拠と思います。
界王神は本当に無能なのか?
しかし無能神…ですか…僕としてはそんなに無能だなんて思いません。
いろいろネットではツッコミをくらいまくっていますが、実際に界王神はいろいろと活躍しています。
上記の画像でもそうですが、吹っ飛ばされた悟飯を「キッ!」で助けたり、悟飯をゼットソードに導きました。
そのことが結果的にはですが、老界王神との出会いのキッカケになりました(キビトは悟飯を界王神界に連れて行くことにも反対している様子でしたし)
そしてその老界王神のおかげで、悟飯のアルティメット化に貢献しましたし、ポタラを知るキッカケにもなりました。
後半は界王神ではなく老界王神の活躍ですが、そもそも界王神が悟飯を界王神界に連れてこなければどれも起こりえませんでした。
なので、界王神を「無能神」と呼ぶのはいささか言いすぎと僕は思います。
確かに戦闘力では今のサイヤ人には圧倒的に及ばないかもしれませんが…きっと漫画では語られないような、偉い人ならではの苦労や苦悩があるんではないでしょうか?心中察してあまりあります…
界王神とピッコロが本当に闘っていたら?
これまで界王神の実力と活躍に焦点をあててお話ししてきました。
そこで思う事が一つ…もし「界王神がピッコロと天下一武道会でたたかってたら」どうなっていたのか?
残念ながら、界王神とピッコロの戦いは原作では叶いませんでした
ピッコロは試合開始直後に「次元が違いすぎる…」と呟き、あっさり棄権してしまいます。
この「次元が違いすぎる」という言葉は、果たして実力の差を指していたのか?それとも界王神の「神」という地位に対する敬意だったのか?
ファンの間でも長年議論の的となっているこのテーマを、今回は徹底的に考察してみます!
ピッコロの実力を見極めるには、彼のこれまでの戦績と成長を振り返る必要があります。
ピッコロは神コロ様(神様と合体した状態)として、人造人間編での人造人間17号とのバトルでその実力を存分に発揮しました。
17号との互角の戦いは、ピッコロのファンにとって忘れられないシーンですよね。僕もこのバトルが大好きで、何度見返しても熱くなります!
しかし、第一形態のセルには全く歯が立たず、ピッコロの限界も見えました。
その後、「精神と時の部屋」での修行を経て、悟空から「見違えるほど強くなった」と評されるまでに成長。
とはいえ、完全体セルには遠く及ばなかったものの、この時のピッコロの実力は、おそらく超ベジータ(超サイヤ人第一段階の強化版)に匹敵するレベルだったと推測されます。
さらに、魔人ブウ編では7年の月日が流れています。
ピッコロはサイヤ人同様、修行を趣味とする生粋の武道家。しかも、戦闘タイプのナメック星人(+ネイルとの合体)という血筋を考えれば、平和な時代でも修行を怠るはずがありません!
実際、人造人間編では20号を腕チョンパで圧倒するなど、超サイヤ人第一段階レベルの実力を証明済み。
7年間の修行で、ピッコロはさらにパワーアップしているはずです。おそらく、超サイヤ人2(超2)には及ばないものの、それに近い実力を持っているのではないでしょうか。
ただし、魔人ブウ編でのピッコロは戦闘描写がほぼなく、インフレの波に飲まれ、解説役やトランクス・悟天の保護者役になっていました。
それでも、ピッコロの潜在能力と努力家な性格を考えると、かなりの実力者であることは間違いありません!
以上の考察から、ピッコロと界王神の実力はどちらも超2に及ばないものの、それに近いレベルだと僕は推測します。
ピッコロは神の記憶を持つため、界王神の「神」という地位に怖じ気づいて棄権した可能性がありますが、実際に戦えば、かなりの好勝負になったのではないでしょうか!
個人的には、この幻の対決がめっちゃ見たかった!
イメージとしては、シェンVSヤムチャのような雰囲気。
界王神が格上感を漂わせながらピッコロを指導しつつ、ピッコロの実力に「ほぅ…やるじゃないか」と驚く展開…妄想が膨らみますね!
ピッコロの冷静な戦術と、界王神のミステリアスな能力がぶつかり合うバトル、絶対に熱いはず!
さらに、もしピッコロが敗北して次の対戦相手であるクリリンと界王神が戦っていたら?
界王神が「地球人にしては素晴らしいエネルギーだ」とクリリンを軽くあしらうシーンも、めっちゃ面白そうですよね!
クリリンの気円斬が界王神の金縛りで止められる…なんて展開も想像しちゃいます。
まとめ:幻の対決に想いを馳せる
界王神とピッコロ、どちらも超2に近い実力を持ちながら、インフレの波に飲まれがちなキャラクター。
しかし、彼らのポテンシャルを考えると、天下一武道会での対決は間違いなく名勝負になっていたはず!
ピッコロの棄権は「神」への敬意だったのかもしれませんが、戦士としてのプライドをぶつけ合う姿を見たかった…と思います。
界王神のミステリアスな雰囲気は、魔人ブウ編の初期ではめっちゃ強者感があって好きだったんですが、悟空たちの活躍に驚かされ続けるうちにどんどん格が下がってしまったのはちょっと悲しいところ。
とはいえ、ピッコロも界王神も、それぞれの魅力と実力を持った素晴らしいキャラクター。
この幻の対決を、ぜひみなさんも妄想で楽しんでみてください!
あなたはどう思いますか? ピッコロと界王神、もし戦ったらどっちが勝つ?