『ヒカルの碁』と『デスノート』。どちらも小畑健先生の作画による大人気漫画ですが、連載当時からなんとなく「似てる?」と感じたりすることあります?
特に『ヒカルの碁』を大人になって読み返した際、その既視感がハッキリと浮かび上がってきました。
今回は、両作品の共通点と決定的な違いを、具体的なポイントを挙げながら言語化してみます。もしかしたら、『デスノート』は題材を変えた『ヒカルの碁』のリメイクとも言える…? そんな視点で紐解いていきましょう!
ようこそ!ともや君です!X(旧Twitter)もやってます!
1. 主人公の名前:光を意味する「ヒカル」と「ライト」
まず、主人公の名前に注目です。『ヒカルの碁』の進藤ヒカルと『デスノート』の夜神月(やがみ ライト)。どちらも「光」を連想させる名前です。
- 名字の共通点
『デスノート』の「夜神」は「神」を含み、神秘的で強力な印象を与えます。一方、『ヒカルの碁』の「進藤」は「神童(しんどう)」と解釈でき、こちらも「神」のニュアンスが含まれます。両者とも、どこか特別な存在感を漂わせる名字です。 - 名前の類似性
「ヒカル」と「ライト」はどちらも「光」を意味します。名前だけ見ると、まるで同じキャラクターを彷彿とさせますね。
ただし、性格は対照的。ヒカルは囲碁の才能を秘めつつも、サイと出会う前は平凡な小学生。一方のライトは、日常に退屈し、圧倒的な頭脳を持つ天才高校生。このギャップが、名前以外の大きな違いを際立たせます。
光は英語で「light」ですからね!
2. 脇役の雰囲気:芦原さんと松田の共通点
『ヒカルの碁』の芦原弘幸と『デスノート』の松田桃太。この二人がどこか似た雰囲気を持っていると感じるのは私だけでしょうか? 年齢や見た目、立ち振る舞いに共通点があるように思えます。
- キャラの雰囲気
芦原さんは落ち着いた大人の囲碁棋士ですが、どこか親しみやすい雰囲気。松田も、捜査チームの中では少し軽いノリながらも真剣さを持つキャラクターです。どちらも「真面目だけどちょっと抜けた魅力」を感じさせます。 - 声優の小ネタ
ちなみに、芦原さんの声優は小西克幸さん。同時期に放送されていた『シャーマンキング』の阿弥陀丸役でも知られています。当時見てましたが全く気付きませんでした…「葉殿ー!」
水曜の夕方のアニメタイムは毎週楽しみしてました!シャーマンキング、ヒカルの碁、テニスの王子様…!うーん最高!
3. ライバルの設定:塔矢アキラとLの孤独な天才
『ヒカルの碁』の塔矢アキラと『デスノート』のLにも、強い類似点があります。
- 孤高の天才
アキラは小学生ながら囲碁の才能がずば抜けていて、同世代にライバルがいない孤独な存在。Lも、頭脳明晰すぎて同じレベルで話せる相手がいなかったことでしょう。作中で「ライトが初めての友達」と明言しています。この「孤高の天才」という設定がそっくりです。 - 突然現れたライバル
そこに現れたのが、ヒカルとライトという同世代(Lはライトより7つほど年上ですが)の強敵! アキラはヒカル(とsai)に、Lはキラ(ライト)に燃える展開は、両作品の大きな見どころです。ライバル関係の熱さが、物語を盛り上げます。
ハオもそうですけど、友達いないってけっこう寂しいですよね。
あと、ライバルが主人公を執拗にこだわったりストーカーしたりするのがまた似ている部分かもしれません。
4. 得体の知れない存在に取り憑かれる
両作品の主人公は、超常的な存在に「取り憑かれる」点でも似ています。
- ヒカルとサイ、ライトとリューク
ヒカルは平安時代の囲碁棋士・藤原佐為の霊に取り憑かれ、ライトは死神リュークと行動を共にします。どちらも、普通の人間にはない「チート能力」を与える存在です。 - 関係性の違い
ただし、サイはヒカルの成長を促し、感動的な別れを迎える一方、リュークはライトの行動を基本的に見守るだけ。しかし時折コミカルなやり取り(例:マリオゴルフやカメラの位置を教えるシーン)を見せます。この軽いやり取りは、ヒカルとサイの掛け合いを彷彿とさせますね。
サイが消えるシーンからヒカルがサイを見つけるまでの流れが完璧なんですよね!
5. ネット碁編とキラ捜索:特定されるスリル
『ヒカルの碁』の「ネット碁編」と『デスノート』のキラ捜索には、推理と追跡のスリルが共通しています。
- saiとキラの特定
ネット碁編では、saiの圧倒的な強さに皆が驚き、saiの正体を突き止めようと大騒ぎ。和谷が「夏休みに活発化したsaiは子どもでは?」と推理するシーンは、『デスノート』でLがキラを追い詰める展開に似ています。 - うっかりミス
ヒカルがネット碁で「ツヨイダロオレ!」とチャットで送ってしまい、和谷に子どもでは?と推理されるシーンは、『デスノート』のリンド・L・テイラー事件を思わせます。ライトも感情に任せてリンドを殺し、Lに居場所を絞り込まれてしまいます。この「主人公のミスがピンチを招く」展開が、両作品の緊張感を高めます。 - さらなるヒカルの失言
ネット碁編が終わり、忘れた頃にヒカルが和谷に「ゼルダってお前のことだったんだ!」とsaiしか知らないような事を口走り、saiの正体を怪しまれるシーン。ここで「ツヨイダロオレ!」が伏線として回収されるのは、かなりの間を置いての展開で、読み手の驚きを誘います。
サイを特定しようとする、キラを捕まえようとする…似てませんか?ある意味『ヒカルの碁』はミステリー漫画とも言えるかもしれません。
6. 主人公の敗北:ジャンプの「邪道」
少年ジャンプの王道は「努力・友情・勝利」ですが、両作品は主人公が敗北して終わる「邪道」な展開が特徴です。
- ヒカルの敗北
ヒカルは努力と友情を重ねながらも、物語の1部も2部も敗北で終わります。それが作品に深みを与え、読者に強い印象を残します(個人的には3部を今でも待っています!) - ライトの敗北
ライトは物語の展開上、敗北が必然だったかもしれませんが、その結末もまた衝撃的。ジャンプらしからぬ終わり方が、両作品を特別なものにしています。
主人公が負けて終わる…!でもまたそこが良いんですねっ!デビルマンとか…!
7. 心理描写の極致:アクションより対話
小畑健先生の圧倒的な画力で派手なバトルアクションも見たい気がしますが、両作品は緻密な心理描写を重視しています。
- 人と人の対話
『ヒカルの碁』も『デスノート』も、向かい合って話すシーンが中心。『デスノート』には車でテレビ局に突っ込むなどの派手な場面もありますが、基本的には心理戦がメインです。 - 静かな迫力
特に、ヒカルとアキラ、ライトとLの対峙は、言葉と表情だけで読者を引き込みます。この「静かな迫力」が両作品の魅力です。
座って喋ってるだけ…特にヒカルの碁は囲碁を打ってる間はそんな喋りません。冷静に見るとけっこう地味な絵面ですが、そこを面白くしちゃう作家さんに脱帽です!
8. 決定的な違い:自分で戦うヒカルと能力に頼るライト
ここまで似ている点を挙げてきましたが、両作品の最大の違いは、主人公の姿勢です。
- ヒカルの成長
『ヒカルの碁』は、ヒカルがサイの力を借りつつも、自分の力で成長していく物語。ジャンプのセオリーである「特殊能力で無双」をあえて避け、努力と心の成長を描きます。これはまさに「邪道」な展開です。 - ライトの堕落
一方、『デスノート』のライトは、死神のノートというチート能力を使いこなし、どんどん心が黒く染まっていきます。この対比が、両作品のテーマの違いを際立たせます。
ヒカルも最初はサイの力で金儲けしようとしてましたね。
まとめ:似て非なる名作
『ヒカルの碁』と『デスノート』は、主人公の名前、ライバル設定、超常的存在、伏線回収、心理描写など、多くの共通点を持つ作品です。しかし、ヒカルの成長とライトの堕落という対照的なテーマが、両者を全く異なる物語にしています。
どちらもジャンプの「邪道」として、読者に深い印象を残す名作です。大人になって読み返すと、連載当時とは違う魅力に気づく両作品。あなたはどんな共通点や違いを見つけましたか? ぜひ読み返して、新たな発見を楽しんでみてください!
両作品ともメチャメチャ面白いですよ!僕も今でも何周もしてます!大人になっても楽しめます!
