デビルマン 漫画・アニメ

OVA版『デビルマン』はスゴイ!20年ぶりに見返したので徹底的に語りたい!

2025年7月24日

OVA版『デビルマン』を、20年以上経った今!見返してみました!

一時期、映画館で上映されるなんて話題にもなりましたよね。『デビルマン』は私にとって大好きな作品で、もちろんOVA版のDVDも手元にあります!

クオリティはめっちゃ高くて、30年以上前の作品とは思えないほど!今見ても本当にすごいと思います。

丁寧に作り込まれていて、製作陣の愛を感じます。

なんと永井豪先生自身も製作に関わっているという事!

画質はちょっと当時を感じさせますが、それでも十分すぎるクオリティ!

実は今でも続編を心のどこかで待ってるんですよ(笑)

今回は、OVA版の「誕生編」と「妖鳥死麗濡(シレーヌ編)」について、熱く語っていきます!

ともや君
ともや君

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誕生編:デビルマン誕生の物語

1本目のOVAは「誕生編」

なんと1本まるまるデビルマンの誕生に費やす贅沢さ!これぞ『デビルマン』!

個人的に、『デビルマン』は誕生編が一番面白いと言っても過言じゃないんです。

原作漫画でも、主人公・不動明がデビルマンになるまでの過程が丁寧に描かれていて、それがアニメでも余すことなく表現されてる!こんなに丁寧にプロローグを描いた作品、ほかにありますか?

単行本まるまる1冊を使って、主人公がヒーローになるまでの過程を描くなんて、なかなかできないですよね。

この丁寧さが『デビルマン』の魅力であり、OVA版はそれをしっかり引き継いでます!

物語の始まり:古代から現代へ

プロローグは、原作の文庫版や愛蔵版と同じく、人類がはびこる前の古代からスタート。

正直、初めて見る人は「何これ、意味不明!」ってなるかも(笑)

でもそこから「デビルマン」ってタイトルがドーンと出て、テンション上がります!

場面は一転、氷の山からデーモンが復活!

原作にはありませんが、明くんの両親が出てきます。ヒマラヤの調査にきていたところ、復活したデーモンに襲われてしまいます…なんと悲しい…

しかし、原作だと一切出てこない実のお父さんとお母さんが見られたのは良かったです。

そして現代、主人公・不動明の高校生活に移ります。

不動明の日常とオリジナル展開

高校生の明くんは、飼育委員なのか、うさぎの世話をしています。

でも、ある日、うさぎが無残にも殺されてしまう…!

「こんなひどいこと、誰がやったんだ!許せない!」って気持ちが爆発。

ここ、原作にはないオリジナル展開なんですよね!しょっぱなからアニメならではの展開で引き込まれます。

明くんの声優は速水奨さん。

個人的には『バジリスク』の薬師寺天膳のイメージが強いけど、明くんもめっちゃハマってます!

牧村美樹とアニメオリジナルキャラ

場面は変わり、ヒロインの牧村美樹が登場。原作通り、明くんは牧村家の居候です。

ミキが明くんを待ってると、ポニーテールでメガネ、そばかすの女友達が「明くんならうさぎ小屋じゃない?」と教えてくれる。

この女友達、原作にはいないアニメオリジナルキャラ!こういう細かい追加が嬉しいですよね。

原作だとミキに女友達なんて出てきませんが、もしOVAが続いていたらこの子が「ミーコ」になっていたかもしれませんね。いや、おそらくそうだと思います。

エンドクレジットには役の名前がなかったので残念です。

不良グループとの対峙

場面はまた明くんに。なぜか突然、不良グループに絡まれてイジメられてます。

原作だとミキと一緒に下校中に絡まれるんだけど、OVAでは経緯がちょっと不明(笑)

不良グループの武器が個性的で、ワンピースのウソップみたいなパチンコ使いがいるんですよ、めっちゃ面白い!どうやらウサギを殺したのもこの不良たちで、凶器の練習台にしようとしてるみたい。

不良グループのデザインも原作と全然違う!チェーンを使うのは万次郎だと思うけど、キャラデザがガラッと変わってます。

マジで原作読んでても誰が誰だか本気でわかりません。

明くんはチェーンで頭を殴られ、血を流しながらも、うさぎを渡さず立ち向かいます。

その姿に不良のリーダーの木刀政が「つええよ、見直した。でも次からはやり方考えな、殺されるぜ」と言いその場を去ります。

原作と違って、なんか渋くてカッコいい雰囲気醸し出してるんですよね。木刀政の声優も玄田哲章さんだったりして、めっさカッコいいです

嫌な奴らじゃなくて、どこか貫禄のあるいい男風で、ちょっとビックリ!本当に原作とは大違い

OVAは途中で終わってしまったので、なんか意味ありげな雰囲気を残したまま、出番はここだけ。

あ、一応言っておきますが、うさぎ殺しの犯人はチェーン万次郎のようです。

ミキの登場と治療シーン

そこにミキが登場!「保護者のおでましだ!」と不良たちを追い払います。

学校の保健室で、頭から大量に血を流してる明くんを治療するミキ。

でも、治療法が…血を拭いて絆創膏貼るだけ(笑)

「いやいや、そんな大量の血が絆創膏で止まるわけないだろ!」ってツッコミながらも、2人のイチャイチャシーンは微笑ましい!

下校中、明くんが「ミキちゃん…俺…その…」とモジモジ言いかけたところで、本作のキーマン・飛鳥了が登場!

しかし、原作にはないシーンですし、本当になにを言いかけたんでしょね…?「おれ!強くなるから!ミキちゃんを守れるくらいに!」とか宣言するつもりだったんでしょうかね?

因みにOVAのミキは、オヌシとかセッシャとか言いません…おうちからノコギリを持ってきて不良と喧嘩もしようとしません。

お転婆ではありますが、原作より女の子らしくなってますね。

飛鳥了の登場と物語の加速

原作と違い、了はサングラスをかけています。

原作では不良グループに絡まれてる場面に割って入ってきましたが、OVAではミキとの間に割って入り、急用があると明くんを連れて行こうとします。

原作だと了が手製の銃を不良達にぶっ放すシーンがあるけど、OVAでは引き留めようとするミキをアーミーナイフみたいなもので静止させます。

了の運転する車に乗って、ミキを置いて去ります。(なんとナンバーは横浜!デビルマンの舞台が横浜だったなんて…!)

車内で、了は考古学者の父親が死んだことを告げます。明くんも「この前まで元気だったのに」と言うから、了の父親とは面識があったみたいです。

ここからは原作にもある怪談展開!了は「父親が残した恐怖の遺産を受け取ってほしい!」と明くんに持ちかけます。

原作と同じく、悪魔のマスクが登場!今でいうVRゴーグルみたいなもんですかね。

原作だと「デンワー!」とか「親友の俺の言葉が信じられないのか!」みたいなギャグっぽいやりとりがあるけど、OVAはシリアスに進むので、そういう軽さは排除されてます。

デーモンの襲撃と緊迫感

了がデーモンの説明をしてると、突然デーモンの襲撃!

原作だと車内で「俺だって怖いんだ…」って言ってる時に裸マントの女デーモンが襲ってくるけど、OVAでは飛鳥邸で天井を突き破ってタコみたいなデーモンが登場!

ショットガンを頭に食らってもビクともしないデーモン。次々と他のデーモンも襲ってきます。

明と了は車で逃げるけど、原作では使わなかった銃をここで了が渡し、明が撃つシーンが追加!主人公の見せ場が増えてて最高です!

裸マントのデーモンや、車を乗っ取るデーモンも登場し、結局車を乗り捨てて飛鳥邸に戻ります。

原作だと「よくわかんないけど戻った」って感じだったのが、OVAではちゃんと補完されてるのがいい!

デビルマン誕生のクライマックス

飛鳥邸に戻った明と了は、デーモンの目を盗んであの部屋へ。

原作だと逃げ込む感じだったけど、OVAは落ち着いて忍び込む雰囲気。

了から「デーモンと同じ存在になるのが唯一の道」と告げられ、覚悟を決めるシーン。

原作のギャグ要素はなく、シリアスに進みます。

「行こうぜ、閻魔!」のセリフはしっかりあってテンション上がる!でも、了が割れた瓶で自分を傷つけるシーンはちょっと引いたかな(汗

そして、最大の見せ場!明とアモンの合体シーン!

正直、漫画の方が迫力あったかな。漫画は切羽詰まった明がドドーン!と変身するスピード感と絵の迫力がすごいけど、OVAは一回落ち着いてゆっくり変身する感じ。

原作はストーリー重視でアクションは少なめだけど、OVAはデビルマンのバトルシーンがしっかり描かれてて、そこは満足!

最後は原作通り、了がデーモンの下敷きになり「死ぬな!了ー!」で誕生編終了。

エンディングは歌なしで、遺跡から信号が宇宙に放たれる謎のシーンで締め!

あと、OVAの最後のキャストで初めて知ったのですが、明くんのおとうさんは「不動礼次郎」で、お母さんは「須弥子」っていうんですね。

どうやら小説版の逆輸入のようです。

妖鳥死麗濡(シレーヌ編):切なさとバトルの融合

続いては「妖鳥死麗濡」、つまりシレーヌ編!当て字がすごい(笑)

オープニングはジンメン編からスタート。

牧村家では、ミキとお母さんが夕ご飯を作り、タレちゃんとお父さんがテレビゲームで団欒。

こういう日常シーンが見れるのは嬉しい!そこに1本の電話…ジンメンからの呼び出しです!

ジンメンとの戦い

明くんは走ってジンメンのもとへ。

本当なら、デビルマンになった後に原作だと不良をぶっ飛ばすシーンがあるけど、OVAではカット…すぐにジンメン編にいっちゃいましたね…なんでなくしたんだろう…

ジンメンのもとへ急ぐ変身して飛ぶと騒ぎになるからか、走っていくのがリアル。

ジンメンは原作よりデフォルメされ、ストーリーも肉付けされてていい味出してます。

声優は青野武さん!洋画の吹替や『ゲゲゲの鬼太郎』の敵役のイメージが強いけど、ジンメンの悪役っぷりが最高!

ジンメンは食べた人間の意識を甲羅に埋め込む残酷な能力の持ち主。なんと、そこには明の実の母が!

母は明がデビルマンになる前にデーモンに捕らわれたらしく、ジンメンに食われた状態で登場。明がデビルマンに変身するのを躊躇するシーンが憎い演出!

それでも覚悟を決め、変身。場所は原作の公園じゃなく、下水道か使われなくなった地下鉄っぽい場所。

ジンメンの揺さぶりに戸惑う明だけど、母がテレパシーで応援。

隙を突いたジンメンが甲羅を変形させて攻撃するけど、明の鋭い一撃で甲羅を剥がされ、ジンメン敗北。

「悲しみのデスマスク…」の名セリフがアニメで聞けて感動!でも、切ない雰囲気でバトルは終了。

飛鳥了の復活とシレーヌ登場

舞台は病院へ。原作の愛蔵版でカットされた了の病院シーンが復活!誕生編で死んだと思ってる人もここで安心。

了がデーモンハンターの話をし、原作でカットされた部分も補完。なんで愛蔵版は途中でカットしたんだろう、ほんと不満!

そして、宿敵シレーヌ登場!空を飛ぶシーンは羽ばたかず、滑空か超能力で飛んでるっぽい。

明の夢パートでは、ミキとの海水浴からゼノンに恐怖するシーンが。

原作だと合体直後にあったけど、OVAでは上手くまとめられてます。

ミキが寄り添う中、シレーヌが襲来!原作のトラック運転手の怪談パートはカットで残念…雰囲気あって好きだったのに。

シレーヌはアグウェルとゲルマーを召喚。原作のミキの入浴シーンもセクシーに描かれてます!

戦いのきっかけは、原作だとミキの悲鳴だけど、OVAではタレちゃんがカップラーメンを食べようとして悲鳴。

タレちゃんは恐怖でどっか行っちゃうけど、明はミキを助けに!

シレーヌとの壮絶なバトル

ミキを救出し、原作だと階段を駆け上がるけど、OVAでは天井を突き破ってワイルドに2階へ!

アグウェルとゲルマーを倒し、気を抜いた瞬間をシレーヌに狙われます。

そこに了が助けに!

原作だと山で銃を撃つけど、OVAでは高層ビルの鉄骨の上で黒いマントを羽織ってカッコよく狙い撃ち!車を乗り捨ててバイクをかっぱらうシーンはカット、ちょっと残念(笑

シレーヌから解放された明は、翼を生やした人間形態で戦い、変身を焦らす演出。

市街地でのビル間の空中戦は実写版に受け継がれてる感じ!

翼は飾りで、ドラゴンボールの舞空術みたいな超能力で飛んでるっぽい。

高層ビルの屋上を突き破り、ついにデビルマンに変身!シレーヌが「アモン…」とつぶやき、恋焦がれるような演出がOVAオリジナルでいい!

空中戦は雲の中で激化。飛行機の羽を壊すシーンは「正義のヒーロー、ダメだろ!」ってツッコミ(笑)

古民家が集まる住宅街での戦いは、原作より1対1が濃く描かれてて引き込まれます!

ただ、片腕になり腹の傷を抑えるシーンや、シレーヌの頭の羽を引きちぎるシーンは、漫画の迫力が上。

アニメはちょっとあっさりめ…窮地に立つシレーヌにカイム登場!声優の演技が渋くて、ハードボイルドなカイムがめっちゃ男前!

全体の感想:クオリティは高いけど…キャラデザが?

OVA全体のクオリティはめっちゃ高くて、作画も申し分なく、画質は今見ると古っぽいけど、丁寧な作り込みに製作陣の愛を感じます。

ただ、内容は文句なく面白いのですが、個人的にはちょっと「コレじゃない感」が…原因はキャラデザでしょうか…?例えば『AMON デビルマン黙示録』のOVAはもっと好きだったりします!あれはキャラデザも永井豪先生のにだいぶ寄せられてました。

同じ理由で、『マジンカイザー』のOVAは永井豪先生のキャラデザで作られてたから見やすかった!完全オリジナルストーリーだったのも受け入れやすかったのかもしれません。

『寄生獣』のアニメも、キャラデザが原作と違って入り込めなかった経験があるので、やっぱりそこが大きいのかな…と思ったりもします。

OVA版デビルマンの監督さんが、宮崎駿さんの助監督をしていた影響かもしれません。

そして…『OVA版デビルマン』愛が詰まった作品。30年以上前の作品とは思えないクオリティで、今見ても興奮必至!続編、いつか出てほしいな…僕は待ち続けます…!

ともや君
ともや君

え?「Devilman Crybabyがあるだろ!」だって?ソレはソレ!コレはコレなんですよ!

残念ながら続編は作られませんでしたが、ドラマCDなら出ています。

僕は高校生の頃にアニメイトで偶然見つけたので買いました!

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