世界中で愛される伝説作品『ドラゴンボール』!僕も大大大好きな漫画です!何回読み返したかわかりません!
「少年漫画の金字塔」「人生の教科書」と絶賛する声も多くあります
…が、中には「……あれ? 正直、そこまで面白くないかも」という声もちらほら聞こえてきます
周りが絶賛している作品だからこそ、面白さを感じられないと「自分の感性がおかしいのかな?」と不安になってしまうかもしれません
でも、安心してください。そう感じるのは、あなたの感性が正常であり、現代のハイクオリティなエンターテインメントに目が慣れている証拠なのです
『ドラゴンボール』が生まれた時代と現代では、物語の作り方も、視聴者が求める刺激も全く異なります
今回は、なぜ現代の視点で見ると『ドラゴンボール』を退屈に感じてしまうのか?それをドラゴンボールを愛してやまない僕が「4つの理由」から優しく、そして論理的に紐解いていきます!
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1. ストーリー展開が「ワンパターン」に見える理由

ドラゴンボールのストーリー構造は、非常にシンプルでパワフルです
しかし、複雑な伏線やどんでん返しが当たり前の現代作品に慣れていると、それがいつも同じ展開の繰り返し…つまりワンパターンに見えてしまうかもしれません
繰り返される「お約束」のサイクル
この作品は、基本的に以下の黄金パターンを繰り返しながら進行します。
これは、いわゆる「お約束」な展開です
「最後は必ず主人公が強くなって勝つ」という安心感を楽しむ構造なのですが、先が読めない展開を期待する視聴者にとっては、「またこのパターンか」と予測できてしまう点が退屈に感じられる原因となります
「悟空がいるから大丈夫!」というヤツですね。でもそこが最大の魅力ともいえます
最後に悟空が圧倒的なパワーで逆転!ドラゴンボールはそれでいいんです
現代アニメが求める「複雑さ」とのギャップ
一方で、近年のヒット作の『進撃の巨人』や『呪術廻戦』などはどうでしょうか?
ドラゴンボールの敵は、基本的に「純粋悪」です
「宇宙の帝王になりたい」「ただ破壊したい」といった動機は明快ですが、現代の視聴者が求める「考察の余地」や「感情を揺さぶる複雑な人間ドラマ」は希薄
このシンプルさが、物足りなさにつながっているのです
王道の純粋悪!それがまたいいんです!凶悪な敵をぶっ飛ばしてスカッとする!それがドラゴンボール!
敵にも悲しい過去?そんなん虐げられた人たちからしたら「関係ねェ!」というやつです!
2. 現代では放送事故? アニメ特有の「引き伸ばし」演出

「漫画は読めるけど、アニメがつまらない」と感じる場合、最大の犯人は当時の制作事情によるテンポの遅さです。
「あと5分」が10話続く理由
特に『ドラゴンボールZ』の時代は、原作漫画の連載とアニメ放送がほぼ同時進行でした
アニメが原作に追いついてしまうと放送するネタがなくなるため、制作側は涙ぐましい努力で「時間稼ぎ(引き伸ばし)」を行いました
当時のアニメは「なにがなんでも毎週やらなアカンでぇ!」という感じでしたね
有名なナメック星編では、「あと5分で星が爆発する」と言われてから、実際に爆発するまでアニメで10話近くかかったという伝説もあります
尺稼ぎで有名なドラゴンボイール…まぁ当時のアニメはだいたいそんな感じでしたね
「るろうに剣心」とか「何週間廊下走っとんねん!」と思ってました…
現代アニメとの比較
現代のアニメは、基本的に「1クール(12〜13話)」や「2クール(24話)」という決まった枠の中で、密度濃く物語を描き切ります
1話の中に「起承転結」があり、無駄なシーンは1秒もありません
TikTokやYouTubeのショート動画で「結論から知りたい」というスピード感に慣れた現代人にとって、「1話見ても話が数分しか進まない」という当時のペースは、苦行のように感じられて当然なのです
…が、別にそれを退屈だとは少年だった当時、思ってませんでしたがね、毎週ワクワクして見てました
「毎週見られる!」という、もう習慣みたいなもんですよね
補足: もしテンポ良く見たい場合は、引き伸ばしシーンをカットして再編集された『ドラゴンボール改』を見るのがおすすめです。
3. 「死」が軽すぎる? ドラゴンボールというシステムの弊

タイトルの通り、この作品には「7つ集めればどんな願いも叶う」魔法の玉が存在します
この設定が、物語における「命の重み」を大きく変えてしまっています
「死んでも生き返れる」という安心感
初期のドラゴンボールでは、クリリンの死などが大きな衝撃として描かれました
しかし物語が進むと、神龍(シェンロン)やポルンガの能力が強化され、「生き返りの制限」が緩和されていきます
作中のキャラクターたちさえも、死を「一時的な離脱」として捉えるような発言が増えます
こうなると、視聴者側にも「どうせ最後は元通りになるんでしょ?」という冷めた心理が働いてしまいます
まぁ確かに「どうせ生き返るんでしょ」となったら「死」という概念なんて無いに同じですね
セル編の悟空も「あえて生き返らない」という選択をしてましたし
「鬼滅」や「呪術」との決定的な違い
現代の人気作では、主要キャラクターの死は「二度と戻らない」なものとして描かれます
『鬼滅の刃』の柱たちや、『チェンソーマン』の仲間たちなどもそうですね
「もう二度と会えないかもしれない」という緊張感があるからこそ、一挙手一投足にハラハラし、勝利した時の感動が深まります。
ドラゴンボールの「死=リセット可能」というシステムは、残酷な展開に疲れた時には救いになりますが、「ヒリヒリするような緊張感」を求める場合には、どうしてもご都合主義に見えてしまうのです
確かに緊張感はなくなりますね。でもそれ以上に「悟空がなんとかしてくれる」っていう気持ちのが強いかもです
4. 戦闘力のインフレによる「置いてけぼり感」

物語中盤以降、キャラクターの強さが指数関数的に跳ね上がる現象、いわゆる「パワーインフレ」も、退屈さを生む要因の一つです。
工夫のない「光線の撃ち合い」へ
物語の初期の少年編では、じゃんけんや残像拳、如意棒を駆使した「武術の工夫」が戦闘の面白さでした
しかし、敵が宇宙規模になると、戦いは単純化していきます
圧倒的な戦闘力のまえでは「技」なんて誤差みたいなもんですね
チャオズの超能力もナッパには効きませんし
脇役たちの活躍の場が消滅
インフレが加速しすぎると、サイヤ人以外のクリリン、ヤムチャ、天津飯などは、戦力外通告を受けます。彼らは解説役に回るか、時間稼ぎをするしかありません
ナメック星編で頑張ってきたクリリンも戦力外…17号と熱いバトルを繰り広げた神コロもブウ編では子どものお守り係に…
まぁでも天津飯はセル編やブウ編でもちゃんと見せ場があって優遇されているとは思います…チャオズよ…
現代のアニメ、例えば『僕のヒーローアカデミア』や『ワールドトリガー』では、能力の相性やチームワークを駆使して、弱者が強者を倒す「ジャイアントキリング」が醍醐味です。
ドラゴンボールのような「強い奴がただ強い」というパワー偏重のバトルは、戦略性を好む現代の視聴者には飽きやすくなってしまうのかもしれません
でもまぁそこがドラゴンボールの最大の魅力でもあるんですよね
まとめ:合わなくても大丈夫。それはあなたが「現代の目」を持っているから

ここまで解説してきたように、ドラゴンボールを「つまらない」と感じる背景には、明確な理由があります
これらは決して作品の「欠点」ではなく、「その時代にはそれが求められていた」という歴史的背景によるものです
ドラゴンボールは、今の漫画やアニメの「バトルの基礎」を作った偉大な教科書ですが、教科書が必ずしも最高のエンタメとは限りません。
今の時代には、今の時代のスピード感や複雑さに合わせた素晴らしい作品がたくさんあります
「王道すぎて合わないな」と思ったら、無理に見続けずに、自分の感性に響く現代の作品を楽しむのも、素敵な時間の使い方です
「みんなが良いと言うから!」ではなく、「自分が面白いと思うもの」を大切にしてくださいね