こんにちは!ともや先生です!
僕は幼少時代からウルトラマンの大大大ファンなのですっ!
今回は僕の大好きな漫画「ウルトラマン超闘士激伝」についてお話ししたいと思います!
ストーリーはモロにドラゴンボールなんですが、それでも面白い!
小学校の時に超ハマっていました…(ただ、周りに好きな人がいなかったのがちょっと悲しかったです…)時を経て復刻版が出た時は歓喜しました!
バトル漫画としてのお約束もてんこ盛りで、当時は何回も何回も読み返したものです
なんといっても、主人公が初代ウルトラマンというのも憎いんですねっ!
大人になった今でも読み返してしまうほどにそれはそれはもう、思い出深い作品です!
思い出補正アリですが、これほど熱くなれる漫画は、そうそう知りません!
旧単行本は昔に手放してしまいましたが、復刊した「復刊ドットコム版」と「完全版」は両方買ってしまいました!
それくらい大好きな漫画です!ネタバレ込みで存分に語らせて頂きたいと思います!
ゼットン編の感想
僕は幼少期よりウルトラマンが大好きでした
なので、父親と一緒に本屋さんに行った際に見つけた時は買ってもらえるよう、ねだったものです
僕の感想を入れながら当時を振り返ってストーリーを追っていこうと思います
第一巻は「銀河最強武闘会が開催される!」というところから始まります
僕としてはですが、この一巻が一番面白いかもしれません
バトル漫画の鉄板のトーナメントですね!※ドラゴンボール風に言うなら「天下一武道会」です
流れはドラゴンボールを下地にしながらウルトラマン流にかなり上手にアレンジされていて、バトル漫画ではベタで王道な展開が詰まっているんです
因みに司会は「ノタニー博士と万丈アナ」です(僕はこの二人のコントがまた大好きなんです!)
ウルトラマンは一回戦でレッドキングと闘うのですが、光のパンチで一瞬で倒します
ここがけっこう僕の好きなやり取りなのですが、それを見ていたゼットンは「あの一瞬でパンチを五発も…」と驚く中、メフィラスが「いや、六発だ…」と訂正します!
もぅ、このゼットンとメフィラスのお約束な会話が大好きなんです!そしてこのメフィラスは覆面をしているので、最初は正体がわからないようになっています
ここもまた王道すぎる展開で胸が熱くなるのです!(覆面といえば僕は他には幽遊白書を思い出してしまいます)
二回戦目は謎の覆面男(メフィラス)と闘うウルトラマン
ここでもドラゴンボールさながらの熱い肉弾戦を見せてくれます!なんといっても気合を込めるだけで床が割れ、大気が震えますからね!読者のテンションも上がります!
ウルトラマンってテレビだと巨大感を出すためにも動きがゆっくりめだったりする部分ありますが、ドラゴンボールのような「シュン!シュン!ババババッ!シュン!」みたいな闘い方をするんです!これはもう熱くならないハズがありません!
メフィラスは強敵で…ウルトラマンの必殺技であるスペシウム光線や八つ裂き光輪も効きません…そこでメフィラスはもっと強い技を出すようにウルトラマンを煽ります
そこで出たのが「スペシウムアタック」なのです!もちろんテレビ版では存在せず、見た目は「超かめはめ波」で、超とんでもない光線です!放った本人の足下もバキバキに砕けまくってかなり後ろの方までいってしまいました!この過剰な演出がまたイイんですね!
ですがメフィラスを倒す決定打にはなりませんでした…が、そこでメフィラスは棄権をします…決勝戦はゼットンに譲るわけですね…メフィラスの目的はウルトラマンの体力を削ることだったのです
消耗したウルトラマン、決勝戦までの間は控え室で休みます…そこで科学特捜隊からウルトラマンへ「装鉄鋼(メタルブレスト)」が渡されます!それを装着し、勇気づけられるウルトラマン!ここから右手の包帯?が巻きっぱなしになります…それがまたカッコいいのですが
※因みに、この作品では「鍛え上げられた武道家が武装すること」を「闘士(ファイター)」と呼びます
そして決勝戦!ウルトラマンVSゼットンです!鎧を着たことで、なぜか体力も全回復したようです!(この負傷ではゼットンとは互角にやりあえないって自分でも言ってたのに…)
ウルトラマンはゼットンを圧倒します!勝ち目のないゼットンですが、そこでメフィラスから与えられたアイテムでパワーアップし、暴走ハイパーゼットンとなります!もちろん反則です!
ハイパーゼットンはメチャクチャ強く、ウルトラマンもやられてしまいます!そこでウルトラ戦士総出で仕掛けますが適いません…打つ手なしと思われた中、再びウルトラマンが立ち上がります
やはりゼットンはウルトラマンの手で倒して欲しいですね!
何度やられても立ち上がるウルトラマン!カッコいいですね!会場も一丸となってウルトラマンに声援を贈ります!そこがまた感動するんですよっ!そして、その闘いぶりは凄まじく、エースも震えながら「立派な化け物だぜ…あんたもよ…」と言うほどです(笑
最後はウルトラマンが機転をきかせ「スペシウムアタック」でゼットンを倒し、銀河最強の男となり優勝を飾ります!
いやぁ、もう感動ですよ…だって!テレビではゼットンに負けて終わってしまいます…子どもの頃はそれが信じられず、何度も何度もビデオを見返し、ウルトラマンを応援していました…ですが何度見ても結果は変わるはずがありません…
それが超闘士激伝では、さらにパワーアップしたゼットンに完全勝利です!もうここだけでも読んでみる価値アリですよっ!
ハッピーエンドで締めくくろうとしたその時…
ウルトラマンの親友であるセブンは、闘い疲れたウルトラマンのためにタンカを取りに控え室に向かいます…そこで何者かによってやられてしまいます…!突然の急展開っ!!
(大会の終了直後に主人公の親友がやられてしまう展開は、ピッコロ大魔王編のアレですね)
因みに、少年の僕はタンカが一体なんなのかよくわかりませんでした…
ここまでが、だいたい一巻の内容です
メフィラス編の感想
セブンを復活させるために「ダイモード・クリスタル」を手に入れるため、キング星に向かうウルトラマン…到着してすぐに怪獣に襲われます
実はこのキング星は「試練の星」と言われ、ウルトラマンの苦手な怪獣ばかりが襲ってくるというものだったんです
なのでウルトラマンは初戦からメッチャ苦戦します…ついさっき銀河最強と言われていたのに早速大苦戦です
謎の美女の力を借りてなんとか撃退…それからも襲い来る怪獣を次々と倒していき、最終的にはキング星の神であるウルトラマンキングに出会い、無事「ダイモード・クリスタル」を入手します
惑星の名前が「キング星」だったので、子どもの僕でも「あぁ、ウルトラマンキングからもらうんだろうなぁ…」って思っていました
それにしてもダイモード・クリスタルの「ダイモード」ってなんなんだろう…ダイヤモンド?ダイヤモンドみたいなクリスタル?と、当時は理解しました
時を同じくして、メフィラスがウルトラマン不在時を狙って、四天王(ダダ・ケムール・ザラブ・バルタン)を引き連れウルトラの星を襲撃します!なんて汚い野郎なんだメフィラス…ッ!
(なんか、四天王…してんのう…この響きって妙にくすぐられませんか?ポケモン然り…}
メフィラスは最初に四天王を差し向け、それを迎え撃つウルトラ戦士!この時のゾフィー、ジャック、エース、タロウで並んで飛ぶ絵はカッコいいのでけっこうお気に入りです!
※この展開はドラゴンボールの「サイヤ人編」を彷彿とさせます
四天王と対峙するウルトラ兄弟ですが、そこに現れたのはなんと、ウルトラマングレート!
しかも登場の仕方が、なぜかボロボロのマント?を羽織って、それを脱ぎ捨てるんですよね!ここが最高にお約束で痺れます!!
そして、四天王の一人のバルタン星人とウルトラマングレートのバトルが始まります…これがまた熱いんですっ!
四天王をメッチャ煽るわ、味方のウルトラ戦士にも素っ気ないわで、グレートは最初かなりの強キャラ感出していましたが、バルタン星人は強力で歯が立ちません…当時は「なんだぁ、グレートは口だけかよぉ…」なんて思ったものです
バルタン星人はトドメとして最大の技をグレートに放ちますが、実はそれも全てグレートの作戦で、それを見事跳ね返し、グレートはバルタンに逆転勝利します…実はグレートは一目見た時から自分でも敵わないというのはわかっていたのです
そして煽りまくっていたのは相手に大技を出させるためだったのです!そして仲間に後を託して気絶…ハードボイルドだぜ…渋すぎるよグレートさんっ!
しかしその後は残った四天王の怒りを買い、ウルトラ兄弟達は絶体絶命…タロウもガクブルで「ウルトラマンさえいてくれたら…」とおおよそウルトラ戦士らしからぬ発言をし、それをジャックに聞かれます
その後の展開もまた熱いんです!ジャックの奇跡のカウンター攻撃でザラブ星人を倒します
その時にジャックはタロウに「ウルトラマンだって最初から強かったわけじゃないんだ…お前だって頑張ればやれるはずだ…!」というようなことを諭し、気絶…※因みにこれがジャック兄さんの最初で最後の見せ場となります
その話を聞き立ち上がるタロウ…気を開放しパワーアップ!ケムールに突進し、見事撃破!…となればよかったのですが、そのまま頭を掴まれて絶体絶命…!※ナッパに魔閃光を放つ悟飯の構図に似ていますね
そこでキング星から戻ったウルトラマンの登場です!キング星でかなりパワーアップして帰ってきたウルトラマンに、ケムールは瞬殺されます!ここはもう王道ですが、メチャクチャスカッとしますね!ウルトラマンつええええええ!となり、子どもの頃の僕もテンション爆上げでした※ウルトラマンキングは界王様ポジションですね
ダダもウルトラマンには全く歯が立たず、怖気づいてしまいボスであるメフィラスに顔面を踏みつぶされて退場です…さすがにこれは酷いよ…いくら大魔王っていっても…と思ったものです(因みに、ダダVSウルトラマンの構図が悟空VSベジータに似ているコマがあります)
そしていよいよ因縁のウルトラマンVSメフィラス!最初は熱いバトルを繰り広げるのですが、全力を出したメフィラスには、さすがのウルトラマンも歯が立ちません…
それを助けようとエースは仲間の力を借りて「スペースチャージ」を放とうとするも、失敗し頭のトサカを破壊されてしまいます(子ども心に「え!これどうするの?元に戻るの?」とエースを心配したものです)
そこで復活したセブンがメタルブレストを装着し「闘士(ファイター)ウルトラセブン」となり颯爽と登場!カッコいいですね!!!
セブンのアイスラッガーにスペースチャージ(元気玉)!それをウルトラマンが使い、みんなの力でメフィラスを撃破します…!もう感動的ですね!
余談ですが、エースのスペースチャージが決まっていたら、メフィラスは倒せていたのだろうか…たまに気になります…しかしあれは思いっきり背中から撃つ感じだったので展開的には失敗してよかったのかも(笑
ヤプール編の感想
前半【第二回銀河最強武闘会】
ヤプール編は激伝の中でも一番長いストーリーとなっていて、前編は大会、後編は大戦という流れになっています
メフィラス襲撃から一年後…第二回・銀河最強武闘会が開催されます
そして今回の大会はスポンサーとして「ループ・ヤンド」という謎の大富豪が出てきます
もう隠す気がないように、思いっきりフリーザですね(二人の側近もいますし)この時点でテンション爆上げです
そして大会へ…ウルトラマン以外の戦士たちもキング星(界王星)でかなり修行をしたようで、超パワーアップしています
ウルトラ兄弟も全員ファイターとなり、メタルブレストを装着しています!そりゃあレオだってあのマグマ星人を一撃で倒してしまいますよ
因みにウルトラマンのメタルブレストもちょっとデザインが変わっています!メフィラス戦で壊れてしまいましたからね…個人的にはシリーズ通してこの時のデザインが一番好きです
メフィラスも今回は素顔を晒しての出場でタロウと闘いますが、なんともセリフが決まっていてハードボイルドなキャラに仕上がっています!「ガキは相手にせん…」と最初と最後に二回言います…かっこよすぎるぜ…!
因みに万丈アナがキレてノタニー博士をボコすところがタロウVSメフィラスとシンクロしていて、当時メッチャ笑いました
ページの都合上仕方のないことだとは思うのですが、重要な試合以外はサラッと流されてダイジェストになっています
個人的には、前大会で瞬殺されたレッドキングとウルトラマンの再戦がじっくり見たかった…!(まぁでも1ページは与えられていたので、そこは脳内で補完しておきます…けっこういい勝負だったようですね!なんせウルトラマンに「ぬおおおおっ!」と言わせたので)
後はジャックVSエースキラーの内容が気になるところ…(ジャック好きだったんだけどなぁ…)
そして僕の好きな名バトル!ウルトラの父VSメフィラスです!なんと、ちゃんと父にも見せ場が与えられているのです!なんとも憎い展開ではありませんか!
そしてなにを言っても忘れてはならないものが「怪僧マザロン」です!途中からマザロンが暴れまくって退会をメチャメチャにするのですが…それを迎え撃つのは我らがウルトラマン!
マザロンと闘う時に気を解放する時のウルトラマンがも~メチャクチャカッコいいんです!メフィラス戦よりも鍛え上げ、強さに磨きがかかっています!そして新必殺技の「スペシウム超光波」です!
スペシウムアタックは手をグーにして放つのに対し、超光波は手をパーにして放ちます!そりゃあとんでもない威力です!さすがのマザロンだってひとたまりもありません…!と思いきや、全く効いていませんでした…!
せっかくの新必殺技のお披露目であるにも関わらず、スペシウムアタックといい、初出で相手は倒せないようです
デタラメな強さを見せるマザロンにウルトラマンも為す術がありません…そこでまさかのメフィラスと共闘!「コイツをぶちのめして、さっさとオレ達の決勝戦を始めるぞ!」みたいなお約束のセリフを吐きつつ、マザロンと闘います
ラディッツ戦の悟空とピッコロを彷彿とさせますが、それとは違い二人で組んだら今度はマザロンが手も足も出なくなりました!勝てないと思ったマザロンは奥の手である爆弾を使用し、会場の観客もろとも爆破させようとします
そこで、ウルトラマンは機転を効かせ、爆弾と自分達だけをテレポーテーションさせようとメフィラスに提案します!この時のメフィラスのセリフが個人的にメッチャ好きなんですよね!
人の心配ばかりするウルトラマンに対しメフィラスは「あきれたよ…お前は正真正銘大バカモノだ…あのマザロンてやつよりよっぽどイカれてやがる…」の後の「よかろう!」ですね!もうすっかり仲良くなっちゃって、ツンデレキャラも板についてきましたね!さすがメフィラス!
テレポーテーションを成功させ、観客の命を救ったウルトラマンですが、エネルギーが底をついて動けません…目の色も黒くなってしまっています…そこに計画を潰されたマザロンに、怒りのマグマレーザーが!!!ウルトラマン絶体絶命!!!
そこでメフィラスが体を張ってウルトラマンを庇います!メタルブレストも砕け散ってダウン…!(ここは悟飯を庇ってやられてしまうピッコロさんを思い出させます)
そして時間切れ…大爆発に二人は巻き込まれ、マザロンは高みの見物…ウルトラマン完全敗北かと思いきや…
ココがもう激伝を読んでいて一番シビれたところですよ!それはもう震えました!
爆発のエネルギーを逆に取り込み、なんと「超闘士」に覚醒します!グリッターティガよりも先に!もうマッキンキンのウルトラマンですよ!カッコよすぎる…!!!!超サイヤ人のようなものですが、それとはまた別にカッコよすぎるんです!!!
何度読んでもカッコよすぎ!そして強い!強すぎる!!
マザロンを、先ほどは効かなかったスペシウム超光波で跡形も亡く消し去ります…が、超エネルギーに体が耐えられず、ウルトラマンはマザロンを倒した後に亡くなってしまいます…
もうストーリーがジェットコースター!ここまで超闘士覚醒で盛り上げてからの、突き落とし方がもう半端なくえげつない!衝撃展開の連続だよ!
ウルトラマンの死の象徴として、カラータイマーが割れている演出があるのですが、子どもの頃をこのシーンを見て絶望しました…「これから先、ウルトラマンなしでどうやって闘えば良いんだ!」と思ったモノです
※ここまでが前半の「大会編」です!ここまででも内容が濃すぎて大変ですが、まだ後半あります!
後半【ヤプール大戦】
死んだハズのウルトラマン視点で始まります…なんとか神様に会えて生き返させてもらえることになりますが…なんと3年もかかってしまうとのこと…子ども心に「ダメやーん!えー、そこをどうにかならないの?神様なんでしょ!?」なんて一人でツッコミを入れていました
大会後、ヤプールが本性を表し軍団を率いて侵略を開始します
一方ウルトラ戦士サイドは、ウルトラマンが死んでしまい、みんな落ち込んでいます…「チクショウ!こんな時にウルトラマンさえいてくれれば!」
そこで、メフィラスが周りを一喝する場面があるのですが、僕はそこがスゴイ好きなのです!メフィラスがウルトラマンになりきってこう言います「私がいなければなにもできない!そんなウルトラ戦士でいいのか!…と言うだろうな、あの優等生のカタブツが生きていたら…」と!も~メフィラスさん渋い!渋すぎます!
そしてここからは「タロウ」が主人公となり、メフィラスの弟子になります(ピッコロと悟飯ですね)
厳しい修行が始まります!そこでタロウは超闘士に覚醒を果たします(ここはセル編の悟空と悟飯の精神と時の部屋でしょうか?)
超闘士となったタロウを筆頭に、怪獣や宇宙人、手を取り合って一丸となり、ヤプールと闘います!ここがまた熱いんですよね!
ウルトラマン一強の展開ではなく、それぞれ今まで脇キャラだったようなキャラにスポットが当てられていきます
驚いたのは、あのノタニー博士がとんでもなく天才で偉い人であったことが判明した事です!今までアホやってたキャラが実はとんでもなくスゴイ!という展開も今ではお約束かもしれませんが、当時の僕はメチャクチャ驚きました!これでセブンは大幅にパワーアップします!
ヤプールの元にたどり着くためには「三つのメビウスの鍵」を入手する必要があります
一つ目の鍵は「怪獣・宇宙人チーム」が手に入れます!そこで注目したいのは、なんといってもゼットンの再登場!メチャクチャ強くなって帰ってきます!もちろんメタルブレストも装着して!仲間のピンチに颯爽と駆けつけるのですが、そこがもう本当にカッコいい!
ゼットンはメフィラスとも仲直り(笑)し、熱い友情劇も見せてくれます!
二つ目の鍵はセブンチームが、三つ目の鍵はエースチームが入手しますが…残念なことにそのエピソードモノローグのみでカットされてしまっていること…
やはり月刊誌でページ数が限られていて、玩具展開もあったので、漫画もそれに合わせる必要があったのでしょうが…
個人的にはあれほど伏線を張ってあったジャックのストーリー(セブンチーム)はもう少し見たかったです…(やはり僕はジャック好きなんですよね…あの主人公の顔とソックリなキャラがなぜだか好きなんです…ターレスとか)
最後はヤプールVS少数精鋭のウルトラチーム(タロウ、メフィラス、セブン、エース、エースキラー、ゼットン)です!
もちろんボスのヤプールはとんでもない強さで、みんなでかかっても歯が立ちません
そこで、エースキラーがヤプールもろとも自爆しようとします(これはチャオズか16号のオマージュか!?)が、結局ダメージは与えられませんでしたが…
ここでまたメフィラスが印象的なセリフを残します!確か…「奴が俺たちを皆殺しするのに、決して一分はかかるまい…全員秒殺だ…!」と言うのです!この「秒殺」という言葉が、今でも妙に印象に残っているんですよねぇ…
絶望するタロウの前に、死んだはずのウルトラマンが現れます!もちろん死んでいるので念話で、タロウにしか見えません…ウルトラマンキングみたいなデザインのマントを羽織っていて、それがまたカッコいいんです
ウルトラマンはタロウにエールを贈り、自分が3年後に復活することを伝え、消えていきます…それがキッカケでタロウは覚醒し、頭の角(ウルトラホーン)にエネルギーを溜めておくことで、超闘士のパワーを完全にコントロールすることに成功します
しかし、今読んでもわからないのが…覚醒前のタロウが、ヤプールに吹き飛ばされ、なんかの建造物の壁に頭がめりこんでしまうのですよね…でもコレどうやって頭入ったんだろ…今読み返しても不明です…(野暮なツッコミすみません)
ドラゴンボールの悟飯は強くなったことで慢心してしまいますが、タロウは違います!早速トドメをさしにいきます!ストリウム超光波!!!
ですが、それでやられるヤプールではありません!やられたと思いきや、なんと完全体になってパワーアップして復活します!その上かなりのイケメンになっちゃってます!(それまではフリーザ第三形態のようなエイリアンみたいな見た目だったのに…セル同様、最終はイケメンになります)
熱い肉弾戦を繰り広げ、タロウが勝利し、ヤプール大戦編は終結です
そこから舞台は3年後…更に修行を積んで、逞しくなったタロウ…ウルトラマンとの約束を胸に「第三回銀河最強武闘会」が始まります!
完全版とは違いますが、旧単行本はここでちょうど終わります
(しかし、この頃からキャラの頭身がどんどん伸びていったような印象です…最初はもろにSDだったのに…)
突然の終了!
熱中した小学生時代
ここまで熱く語らせてもらった「超闘士激伝」です!それはもう何回も何回も読み返し、何度も感動を味わいました!
初代ウルトラマン超ツエエエエエ!!!と爽快な気分にさせてくれるんです!テレビのウルトラマンは最後負けて終わるので、漫画が補完してくれている気分でした
お気に入りすぎて、ベッドの本棚に常に置いて、いつでも手の届くようにしていた程です!
ですが…旧単行本は、なぜか6巻までしか本屋さんで見る事はできませんでした…
そこからはいくら待っても新刊が発売される事は無く…「ウルトラマン生き返ったの?どうなの?」と、当時はずっとモヤモヤしていました
単行本派の僕はボンボンは読んでいなかったのです…まとめてイッキに読みたいんですよねぇ…
あまりに新刊が出ないので「この作品はこれで完結したのかな?」なんて思ったりしました
セル編同様、主人公であるウルトラマンをタロウが超えて、完結…!第三回銀河最強武闘会は読者の想像にお任せ…みたいに脳内補完されていました
そうこうしているうちに、僕も成長していき中学にあがろうという時だったか…「もうウルトラマンとか言ってる歳じゃないよね?」と漫画を古本屋さんに売ってしまいます(今思うと、売らなければよかったなぁ…と後悔しています)
思い出して再購入するが…
時は流れ、大学生の時だったと思います…
なぜかはわかりませんが、ふと激伝のことを思い出し、続きが気になり出しました…結局ウルトラマンは生き返る事ができたのだろうか?
それからは、いろんな古本屋さんに行く度に探してみますが、7巻以降は見つかりません…
やはりこの作品は6巻で完結か…なんて思いましたが、インターネットで調べてみることにしました
すると、続きは確かにあったことを知り、衝撃を受けました!ですがなぜか単行本にはなっていません…
その当時では電子書籍がそこまで普及していなかったので、僕は紙でしか読む選択肢がありませんでした…どうしても読みたかったら当時のボンボンを探し出して読むしかありません
電子書籍がそこまで出回っていなあったので、当時のコミックなんてもう絶版で一冊5,000円?だったか、オークションかなんかでとんでもない価格がついていました
内容についてはWikipediaかなにかでザックリとしたあらすじは見る事ができましたが…ちがうんですよ…漫画で読みたいんです!
そこで調べていくうちに「復刊ドットコム」というサイトの存在を知りました
そのサイトに投票することによって、本当に復刊された漫画も実際にあるようで、僕も一縷の希望をかけて投票!
奇跡の復刊!その時の感想!
僕が「復刊ドットコム」に投票してから、なんと三ヶ月後に復刊されることになりました!僕の投票のお陰なワケはないでしょうが、なんかスゴイですよね!
値段は2,000円くらいで、けっこうお高いんですが、予約しちゃいました!それもDVDとガシャポン玩具のオマケ付きを!(今でも家にあります)
復刊ドットコムバージョンは大きく、なんと完全版サイズ!やはり漫画は紙の大きさも大切だと思っている僕です!読んでいる時の迫力がかなり変わります!
当時を思い出し、それはもう夢中になって読み返しました!
復刊ドットコム版は、そして分厚いんですね!1巻で第二回銀河最強武闘会の一話目まで収録されていました!
二巻は2ヶ月後に発売です…ドキドキしながら待つことに…!二巻はまだ旧単行本に追いついていません
そして更に2ヶ月後!待望の三巻!ついに旧単行本未収録部分が見ることができるのです!!!
それはもう胸が高鳴り、ドキドキワクワクしながら発売を待ちます!
そして、遂に手元に届きました!!!
ゴーデス編の感想
遂に待ちに待った、あの超闘士激伝の続きが読める時がやってきました!
いやぁ、実に10年越しの思いがやっと叶いました!ウルトラマンは復活が3年後と言っていたのに、こっちは10年経ってしまいましたよ!
今回から新キャラのパワードが登場します!パワードは僕もスゴイ好きな作品ですので嬉しかったです
パワードが闘う際に「神に代わってお仕置きだ!」と言うのが、なんだかセーラームーンみたいだなとは思いましたが…
そして大会は進んでいく中、今回の敵【ゴーデス】が大会を巻き込んで大暴れし始めます
しかし、この世界の武闘会ってまともに終わったことないですよね…ウルトラマンに比べるとドラゴンボールは比較的普通に終わることが多いですよね
そんな中、復活していたウルトラマンが舞台の上で正体を明かします(ウルトラマンはタロウとキングには事前に正体を明かしてはいた)
ここで僕が思うのは、ウルトラマンが正体を明かすシーンは、もうちょっとみんな驚いてほしかったなぁ…と思いました…けこうアッサリな印象だったのがチョイ残念な気も…(まぁその時はそれどころじゃなかったってのもありますが…)
エースはメッチャ驚いていたけど、ノタニー博士が実は天才だったのを知った時みたいなノリは欲しかった気はします…
そしてそのタイミングでウルトラマンはニューメタルブレストを装着!ウルトラクラウンという角も頭に装着して、超闘士の力をコントロールできるようになります!これでウルトラマンに弱点はなくなりました!
が、個人的にこのデザインはあまり…超闘士に時間制限がなくなるのはいいんですが、ウルトラマンに角をつけてしまうと、ウルトラマンらしさが抜けてしまうというか…あの全身マッキンキンがカッコいいのに…!なんて思わなくもなかったですが、そこは横に置いておきます
ウルトラマン、タロウ、パワードでゴーデスに善戦するも、逃げられてしまいました…その際にその場の選手のエネルギーも大量に吸い取られてしまいます
実はゴーデスの目的は封印された魔神にエネルギーを与えて復活させることだったのです!(ここは魔人ブウ編のオマージュですね)
いろいろあって魔神(コダラー)は復活して、ウルトラマンが超闘士になって闘います!さすがに魔神だけあって、超闘士でも勝てるかどうか!?(バトル中にウルトラマンはスペシウム超光波を使うのですが、なぜか手がグーなんですね…それだとスペシウムアタックでは…?)
ギリギリのバトルをしているところに、対になっているもう一方の魔神(シラリー)も出現し、いくらウルトラマンでも魔神二体を相手にするのは厳しく、新メタルブレストも砕かれ絶体絶命に…
因みにこの時にメタルブレストと一緒に右手の包帯も破れてしまい、以降漫画ではしなくなりました…あの包帯がウルトラマンのアイデンティティだと思っていたのですが…なくなってしまってちょっと寂しいです
元凶のゴーデスですが、後から出てくる方の魔神シラリーの絶命光線であっさり絶命してしまいます…「ゴーデス編」と銘打っているにも関わらず、本当にアッサリ退場してしまいます…思い返してみると「雑だなぁ~…」なんて思ったり…しぶとく生き延びて魔神の体を乗っ取る…くらいの展開はあってもよかったかな?なんて今になって思ったりします
話を魔神VSウルトラマンに戻します
そこで駆けつけてきたのはアイツら!「四天王(ダダ・ケムール・ザラブ・バルタン)」の四天王!そう、メフィラス編で熱い闘いを見せたあの四天王の再登場です!敵だった奴がパワーアップして味方としてピンチの時に助太刀に来るのって、なんでこう胸を熱くさせるんでしょうね!最高です!
なんやかんやで魔神同士が合体して更に強力な魔神シーダになります
それを再び迎え撃つウルトラマン!もちろんウルトラクラウンはありません!素の状態の超闘士で闘います!そう、これを待っていた!そして、クラウンがないので体がもたず、カラータイマーが鳴ります!…そう!カラータイマーが鳴るというのがウルトラマンのバトルの醍醐味です!
やはり安定して強い!というより、時間制限付きでカラータイマーが鳴りながらも諦めずに立ち上がり、闘うのがウルトラマンです!そっちの方が燃えます!
闘いの中でウルトラマンは更に「デルタスター超闘士」に覚醒し、一瞬で魔神を葬ります!
一瞬でと言いましたが、本当に一瞬でした…ページで言うと5ページです…もうちょっと活躍が見たかった気もしますが、逆にプレミア感が出て、これでよかったのかもしれません
これで「ゴーデス編」は終了です
しかしデルタスターってなんなんでしょうね?メッチャ強いのはわかるんですが…キングから「銀河永遠の生命デルタスター」と言及されてはいますが…
僕としての解釈は「元気玉」みたいなものかな?と思っています
とりあえず「初代ウルトラマン超ツエエエエエエ!!!」で決めてくれたのは嬉しかったです
ツイフォン編(OVA)の感想
激伝もまさかのアニメ化です!スゴイですよね!
小学生だった当時は、旧単行本の巻末とかで存在は知っていましたが、どうやって見ればいいのかわからず見ていませんでした
それが、復刊された際に同時購入が出来たのですね!
見ましたが、ガッツリ本編なんですね!当時の僕の解釈ではパラレルかサイドストーリーみたいなもんだと思っていたら、メッチャ本編でした
しかも、メフィラスがあんなことに…漫画だけ見ていた人はおいてけぼりだったでしょう…
ストーリーを見ていきましょう!銀河連邦生誕記念祭典でウルトラマンとメフィラスの記念模範試合が行われます!もちろん会場は大盛り上がり!(要するに、お祭りをもりあげるイベントとしてウルトラマンとメフィラスが闘うということです)
舞闘会が行われている会場と同じかはわかりませんが、闘技場がなんかすごく派手になっていました(なんかサーカスとかやりそうな風に)
冒頭に、ウルトラマンが出てきます(壊れたメタルブレストは復元されたようですので、少なくとも一か月よりはあとの話ですね!加えて言うと右腕の包帯も復活していたのは嬉しかったです)
そしてメフィラスが扉を破壊してダイナミックに登場!(その際に初期に着用していた覆面をつけています!なにげにファンサービスいいですね!)開始のゴングも待たずにウルトラマンにラフプレーを仕掛けます!
それに対応するウルトラマン!ウルトラクラウンを装着し超闘士になります!
ここでアレ?超闘士にならなくても前の試合で勝ってたよね?と思いましたが、今のメフィラスを止めるにはコレしかない!とウルトラマンも言っているので、メフィラスも修行してかなり強くなったのでしょう
しかし、試合中にツイフォンが降ってきて一時中断…ウルトラマンは本気を出してツイフォンと闘うことになりますが、メフィラスの協力もありツイフォンを撃退…
そこでメフィラスは「オレとの闘いでまだ力を隠してやがったな!」と怒ります!(これは超サイヤ人3を隠していた悟空を怒るベジータの構図に似ていますね!)
しかし、実はツイフォンはまだやられておらず、パワーアップして復活!そこにセブンとゼットンも加わります(ゼットンがちゃんとアニメで見れたのは嬉しかった…)
しかしウルトラマンは敗北を喫し、ウルトラクラウンも破壊されます(右腕の包帯はそのまま)
ウルトラマン不在の中、メフィラスがエネルギー増幅装置を使いパワーアップ!決死の覚悟でツイフォンに挑み、渾身の「超魔光線」を放ちます!…が、装置を使った反動で倒れてしまいます…そこに復活して駆けつけるウルトラマン!
ここが本当に感動的なのです!
結局ツイフォンは倒せなかったというか、ほとんどダメージも受けていないようなのですが、息も絶え絶えのメフィラスにウルトラマンは優しい嘘をつきます…「すごかったよメフィラス!ヤツはバラバラだ!地球は救われた!お前は私以上だ!」と…「そうか、よかったな…」と言います…実は倒せなかったことに気付きながらもウルトラマンの優しい嘘にあわせて、そのままメフィラスは目を閉じます…
もう本当に泣けますよ!最大のライバルの死!怒りに震えるウルトラマン!
ウルトラクラウンなしで超闘士に変身し、決死の覚悟で挑みます!カラータイマーを砕かれながらもデルタスター超闘士に覚醒し、見事逆転勝利です!(なぜかデルタスター化すると右腕の包帯も消えてしまいました…きっとデルタスターの超強力のエネルギーで弾け飛んだのでしょう)
デルタスター超闘士ウルトラマン!マジツエーです!そして、最後の超光波は手がちゃんとパーになっていましたね!
最後にノタニー博士が界王様ボイスで閉めてくれて、エンディングです…
この作品はもう何回も何回も見返しました!本当に熱いアニメですね!!!
声優さんの感想
当時夢中になって見ていたウルトラマン達が喋って動いて、もう感動しました!いやー、ホント当時に見たかったなぁ…
それにしても声優さんたちがとても豪華ですよね…今やったらちょっと話題になるかもしれませんね…
ここからはアニメ声優さんの感想でもお話ししていこうと思います
ウルトラマンは凄いイメージ通りのイケメンボイスです!これ以上いう事はありません(他にはラッキーマンの勝利マンや、ガンダムXのシャギアとかやってたんですね)
他のキャラもだいたいイメージ通りで違和感も特にありません
ノタニー博士は界王様だったので、聞いていて安心します
しかし、あえて言うならメフィラスでしょうか?
メフィラスの声が若すぎるかな?と思いました…貫禄のある渋い声の方がよかったかな?なんて思ったりはしました(メフィラスの声の人は、個人的にガオガイガーや08MS小隊のイメージが強いので…)
エンペラ星人編の感想
エンペラ星人編からはドラゴンボールっぽさがほとんど抜けてきたように感じます
そして物語の主人公はウルトラマンではなく、新人のネオスがで、相棒はセブン21となります(ウルトラマンはもう強くしすぎてしまい、扱いづらくなったのでしょうか…)
…とはいえ、ウルトラマンも普通に出てきます
ウルトラマンはまた新しいメタルブレストを着用しているのですが…なんと!いつもの片方の肩を出すスタイルではなくなっています…あのアシンメトリーなデザインこそウルトラマンのメタルブレストだったのに…なんと左右対称になってけっこうゴツくなってしまいました(これはこれでカッコいいのですが、なんか慣れない…笑)
ネオスと21がウルトラマンの弟子になるわけですが、なんというか…もともとなんですがウルトラマンは人間が出来すぎています
ネオスにいつも勝てなくて落ち込む21を励ますシーンで21に具体的にこれからどうしたらいいかをアドバイスしながら、今までやってきた事を褒めるのは本当にうまいですし…敵の術中にハマって21が敵になってしまい、迷うネオスに対し的確に道を示します!
ウルトラマンはマネジメント能力が非常に高すぎで、まさに「理想の上司」というヤツです!こんな人の下で僕も働きたいっ!
そして、ゴーデス編でさんざんだったグレートが、セブン・エース・タロウとともに四大守護闘士に選ばれていて嬉しかったです!バーニングプラズマも見れたのでさらに嬉しかった!
ですが、エンペラ星人編は壮大なストーリーだったにも関わらず、大人の事情で打ち切られてしまい、ほんと序章で終わってしまいました…ネオスと21の友情が深堀りされたあたりだったのに…残念すぎます…
が、文句なく面白い作品でした!
個人的に更に惜しい…!と思うのは、せっかくのネオスのバトルシーンが少ないというもの…(それを【新章】の1巻でメチャクチャカッコよく回収してくれたのは感動でした…)
まとめ
今回は僕の大好きな漫画「ウルトラマン超闘士激伝」についてのお話でした!
とにかく「ウルトラマンツエエエエエエ!!!」が表現されている作品です!
今でも、これからもずっと好きな最高の漫画だと思います!
いつか「新章」についての記事も書ければなぁ…と思いながら…
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