こんにちは!ともや先生です!
皆さんの保育園ではICT化はおすすみですか?
今の時代、保育園もデジタル化は必須です!
この記事では保育園のICT化とはどういうことなのか?という事をお話しています。
具体的にどの業者のICTシステムを使えばよいかは書いていないのでご注意下さい。
保育園のICT化・デジタル化の目的
必要無いのであればやる必要はありません。
それではなんの為にやるのでしょうか?
業務負担軽減・保育の質向上
よく言われるのが
保育士の書類業務を減らし、子ども達と向き合う時間を増やすこと。
もっと言ってしまうと、書類を簡略化。手のかかる書類はパソコンに任せてしまおう!ということですね。
小学校教員のパソコン普及率も99%。小学生も一人一台タブレットの時代。
世の中はICT革命なんです。そこで保育の世界だけ、取り残されているのが現状です。
一般的に保育の世界は他業種よりデジタル化が送れていると言われています。
日々の業務が忙しすぎて「保育の質」なんて言ってる余裕ないよ~
そんな状態を防ぐ為に、保育のICT・デジタル化はこれからの時代必須なのです。
保育も確実にパソコンの世界になる
保育の世界もICT・デジタル化される。これは時代の流れからして明らかにそうなると言えます。そこで流れに乗れない保育園から潰れていくと考えます。
書類以外には、連絡帳もアプリで管理される時代になっていくでしょう。
実際に園見学でも紙の連絡帳よりアプリがいいという要望もよく聞きます。
ICT化に関して、これは僕個人の意見ではなく世の中全体がそうなっていきます。
やってる先生とやってない先生で差ができていくのです。
仮に他の園に行ったとしても、いつか必ずそうなっていきます。
時代の波は必ずやってきます。
実際にICTを導入してみて思う事
勿論僕の運営する保育園も「手書き文化」が根強い園でした。
これからの時代にあわせていかなければ!!
と、早急にICTを導入したのです。
そして実際にやってみて感じた7つの事を書いていきます。
①紙の方がよかった?
よく聞く意見がこれです。
パソコンじゃなくて、手書きの方が得意なんだけどなぁ…
ですがそれは、今まで紙でやってきていたので当然の反応です。
僕自身、紙でやってた頃の方がよかったな。と思う時は勿論あります。
慣れていないことに抵抗を感じるのは自然な事。前の方がよかったんじゃないの?と思うのは普通です。
今の時代、わざわざ手書きで手紙を送る機会は減りましたよね?だいたいメールかSNSで済ませているハズです。保育の世界はまだ「手書き文化」が根強く残っている分野です。
慣れるのに多少時間はかかるかもしれません。
ですが長い目で見て、それは必ず皆様の為になります。
少なくとも、スマホを使いこなせている皆さんになら、必ず心強い味方になります。
加えて言うと、世の中自体「ペーパーレス」です。余計な紙は少しでも無くしていきましょう!
実際にどんどんパソコンで作業する先生を見て、それに引っ張られパソコンに興味を持つ先生も増えてきています。
②文字数制限
紙の書類の場合、文字の大きさを変えたり、欄外に書いたりと、自分で調節できる部分もありましたが、ICTの場合は決められた文字数で収めないとならない場合があります。
え、これしか書けないの?もっと書きたい事があるのに…
と思う場合、もどかしい思いをするかもしれません。
たくさん書いてから「登録できません」となって、泣く泣く添削するのは嫌ですよね…
なので、文字数制限の確認は事前にしておくこと。
とりあえずパソコンで
「ああああああああああああああああああああああああああ…」
と入力して、どこまで打てるか見ておきましょう。
③選択肢の少なさ
う~ん…書きたい事が選択肢の中にないよ~…どうしたらいいの~!?
ICTの場合、手書き部分が大幅に減り、年間計画や月案、週案等、選択肢を選びチェックをするだけとなります。
非常に助かるのですが、手書きの書類に慣れている先生には物足りないと感じてしまうかもしれません。
新しく選択肢を追加もできると思いますが、そこは先生達が自由に作ってしまう事を許すと…
- 選択肢が乱立
- 内容が被って似たような選択肢が出る
- 使いづらくなってしまう
なので、管理を徹底しなくてはなりません。
慣れていないウチは、今ある選択肢だけでやってみて、慣れてきたら徐々に増やしていくといいかもしれません。
選択肢を増やしたい場合は、とりあえず上の先生に報告し、年度末に増やすかどうか決める。というやり方もあります。
④慣れるまで時間がかかる
新しいことを始める場合はだいたいそうなんですが、慣れるまでは時間がかかると思います。
今までパソコンをほとんど触ったことがない先生もいると、反対意見も少なくないかもしれません。
ですが、毎日触っていれば必ず慣れます。それは年齢関係なく。
実際当園でも「手書きの方が慣れてるから…」と言って、否定的だった職員も立派に使いこなしています。
なので、勇気を出して導入してみるのもいいかもしれません。
⑤保育園のICTも発展途上
正直、まだ使いづらい部分が目立ちます…
ちょっと試してみて「もういいや!」となってしまうのは非常に勿体ないことです。
僕も実際に使ってみて感じたのは「まだまだ改善の余地があるな」というところです。
おそらく、現場の声を聞いてくれる窓口があると思います。
画面が見づらい…
確認画面が毎回出るのはやめてほしい…
選択肢を一括して選択できるようにならないかなぁ…
なによりも現場で働いている先生の声が貴重なので、どんどん開発者に声を届けて改善を促していきましょう。
僕の園で採用しているICTシステムは、実際に頻繁にアップデートしてくださり、使い方は確実に向上しています。こちらが出した要望通りになってくれると、より嬉しいですね!
⑥最新の指針に対応してくれる
「保育所保育指針」も数年単位で更新され続けています。なので、書類もそれに合わせて更新しなくてはなりません。
ですが、ICT化すればその部分も業者にお任せで自動的に最新の指針に対応してくれます。これは非常に大きな魅力です。
指針に沿っていなかった場合、監査で指摘されてしまうこともあるかもしれません。
書類そのものを作成する。というのはなかなか骨が折れるものです…
⑦マニュアル作成が必要
あ、これってどうやってやるんだっけ…?この場合どう入力するんだろう…?
これはおそらくの話ですが、園独自のマニュアルの作成はした方がいいかもしれません。
ICTの業者さんからマニュアルのようなものは頂くと思いますが、不要な情報が多く、分かりづらかったり…
園独自のルールもあったりすると思います。
そんな時にきちんとルールを書面として残しておかないと、人によってやり方がバラバラになってしまう恐れがあります。
特に導入してすぐはみんな慣れていない手探り状態なので、情報の行き違いが多くでるかもしれません。
後から「言った言わない」を防ぐ為にもマニュアル作成は必須と考えます。
まとめ
今回は「保育の世界もICT」に関して書かせていただきました。いかがでしたでしょうか?
これからの時代の為に備えておきたいところです。
少子化が進む昨今…時代に合わせていかなくては生き残れません!!
最初は少し戸惑うかもしれませんが、新しい事はどんどん導入していくといいと思います。
個人的にですが、タブレットよりもパソコンの方をオススメ致します。パソコンスキルは他業種にいっても通用しますからね。
オススメ書籍
こちらの本はオススメです。保育園のICT化とは直接関係のない内容ですが、子どもとICTがどう付き合っていけばよいか考えるのに非常に参考になりました。
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