こんにちは!ともや先生です!
園長・主任等の責任者は働いちゃいけないんです!
え!?責任者こそ働かなきゃいけないんじゃないの??
今回はそれを詳しくお話ししたいと思います。
よければ「目次」から見たいところだけでも見てって下さい!
働いてはいけない理由
園長と主任は働かないのが仕事です!と言うと…
別に「事務所でyoutube見てたり、Webマンガ読んでろ!」なんて言うわけじゃありません。
きちんと理由があるのです。
仕事を振って管理をする事が仕事
リーダーが率先して動いて作業してしまうとどうなってしまうでしょうか?
- リーダーが率先して動く
- 他の先生の作業を奪ってしまう
- 手持ちぶさたな職員が出る
- リーダーだけ、いつも大変
- 動けない職員…
手持ちぶさたな先生が出ては本末転倒。先生が手持ちぶさたにならないように、見てあげるのが仕事です。
あ、ここお願いできますか?ありがとうございます!
…というように、優しく声掛けして行動を促せたらいいですね。
仕事を振って、やってくれたら褒めて、自信をつけてもらいましょう!
確かに、リーダーが作業しちゃうと気付いてあげられない場合があるかも…
園長・主任になると指導・育成をやっていかなくてはなりません。
行事準備等大きな作業では、担当ごとに仕事を割り振り、主任はその報告を受けるだけにしたりしないと、本当に大変です。
主任がやってしまう分、作業が減ってしまうのは簡単な理屈です。
そして新人等、下の先生にもプレッシャーを与えてしまう事にもなりかねません。
どうしよう!主任が動いてるのに…なにかやらなきゃっ!でもなにしたらいいのー!?
率先して動いて道を示すのも大切ですが、気を付けたい所です。
人間1人で出来ることなんてたかが知れているので、思い切って任せるのも非常に大切なのです。
みんなが働きやすくなる仕組みを作る
仕事を任せると言っても、丸投げして「あとよろしく!」はちょっと違います。
経験がある先生はまだいいのですが、初めて担当に就いた先生は手探り状態だと思います。
なので、取りかかるまでの準備に寄り添いましょう。
去年の計画案は確認しましたか?私も過去に〇〇で困ったことあるから、いつでも聞いて下さいね!
一言あるかないかだけでも職員の気持ちはかなり違います。
具体的に言うと、僕は写真付きのマニュアルを用意して、必要な物も全て書き込んで職員に配っています。
ディズニーでも社員は接客も販売もしないらしいですね。
目的は職員の「責任感」「意識」を高めていくこと
どうせリーダーがやってくれるー
…と、なってしまってはいつまで経っても下が育ちません。自分で考えない職員の出来上がりです。
責任感や意識が低いな…と感じる職員に対し、怒ったところでなにも変わらないどころか、溝ができます。
なので、最初は小さいことでもいいのでなにかしらの「担当」にしたり「責任者」にするのがいいでしょう。
人は失敗から多くの事を学ぶ
やらせてみないと人は育ちません。
自分がやった方が早い!人に任せるとかえって時間がかかる!という意見もあります。
ですがそれは、いつまで経っても下が育たず、いつまでも自分一人が忙しい!という状況を生みます。
もちろん場合にもよるかとも思いますが、失敗させてみる!というのも非常に大切です。
やることは「振り返り」に徹底的に付き合うこと。
人材育成に繋がります。
あえて「ヒマそう」にすることが大切
園長・主任はいつも大忙し!ですがそこを、あえてヒマそうに見せるのです。
え!?なんで!?と思うかもしれませんが、非常に大切です。
声をかけやすくなる
理由は、指揮をする人が忙しそうだと、下の先生は「声を掛けづらくなってしまうからです。
- 確認したいことがある
- 見て欲しいモノがある
- 困っているから相談したい
以上の事があっても、忙しそうにしていると声をかけられないんです。
確かに!例えば「電話中の人」には声を掛けられないですよね。
もし勇気を持って声をかけても
え!?今忙しいから後にしてくんない!?
なんて言ってまうと次に声をかけるハードルが上がってしまいます。
上司はいつも「ヒマ」でなくてはなりません。ヒマそうに見せるのもスキルなのです。
リーダーが忙しそうにしている事が原因で、本当に大事な報告が遅れてしまったりした場合、園そのものの信頼関係に関わる事もあるので気を付けたい所です。
本当に忙しい時は
事情があって本っ当~に忙しい時にして欲しい事があります。
- 1度手をとめて
- 体を相手に向けて
- 顔を見て
ごめんなさい。後でも大丈夫ですか?
と言ってあげましょう。
本当に一分一秒を争う時はムリかもしれませんが、そんな状況はそうそう無いと思います。
事例:運動会の前日準備
例えば、明日が運動会!前日準備をするとします。
具体的に言うと以下の通り…
- 入場門設置
- 授乳室設置
- 荷物置き場準備
- 遊具使用不可の準備
- ライン引き
- バリケード設置 etc…
これらをリーダー1人でやるなんて無理に決まっているので、事前にそれぞれ細かく担当をわけて任せます。
写真付きのマニュアルがあればそれを事前に一緒に確認。必要な物があれば一緒に用意しておく。後は担当に任せること。
作業が始まったら、リーダーは適当にフラフラして…
どうですか?
進んでますか?
なにか困ってませんか?
いいですね!
ありがとうございます!
等、声掛けをしてあげて下さい。
すみません、こんな感じでよろしいでしょうか?
リーダーは担当者の報告を受けて一緒に確認する。くらいが好ましいです。
実際にやってみたら、〇〇が足りなそうで…
相談を受けたら一緒に考えてみて下さい。
必要に応じて作業に参加するのは仕方が無いとして、基本的にヒマそうにしていたいですね。
それがリーダーの仕事です。
率先して取り組むこと
これまで「働いちゃいけない!」と散々言ってきましたが、そればかりではありません。
率先してやって欲しいこともあります。
普段の生活態度を周りに示す
具体的にあげるなら、以下のとおりです。
- 服装
- 髪型
- 余裕を持って出勤
- 言葉遣い
- 挨拶
- 笑顔
- お礼を言う
なんだそんなこと!と思いました?本気で大切ですよ!
園の方針によるところもあるかもしれませんが、具体的に行動で示す方が、言葉で言うより遙かに伝わります。
このような、細かいかも知れませんが、行動1つ1つが保育の質に直結すると考えます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ザックリ言うとリーダーは…
- 仕事を任せるのが仕事
- 準備には徹底的に付き合う
- ヒマそうにしている
- 生活態度は率先して手本を見せる
勿論場合にもよると思うのですが、相手を信頼して仕事を頼みたいですね!
オススメ書籍
人材育成について非常に丁寧に書かれています。僕も日々勉強!と思っています。
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