
雑談!?こっちは仕事しに来てるのよ!?そんなの必要ないでしょ!

いえ、そんなことないです!
雑談とは、保育園の雰囲気を良くしていくために、非常に大切なモノなのです。
そして、現場に影響力のある上司や先輩が特に気を付けたいところです。
新人の先生や転職者は勿論、園そのものに影響していきます。
雑談の目的
雑談ってなんで大切なのでしょうか?

それは信頼関係作りです。
仕事中に雑談ばかりで子どもを全然見ておらず怪我をさせてしまった!となっては論外ですが、上手に行えば非常に良いものです。
まずはこの信頼関係ができていないと話になりません。指導するにしても、言葉が届かないでしょう。
仕事を通じて関係を築いていってもいいのですが、雑談を行うことによって、それは強固なものになっていきます。
まずは土台をしっかり築くこと。その為に「雑談」は非常に効果的なのです。
話す事は業務的な事だけ。それ以外は喋らない。それだと息が詰まってしまいそうです。
ただ、なんでもいいから喋ればいいというわけではありません。雑談1つとってもテクニックは存在するのです。
思わぬ失言で関係を崩したくはありませんよね?それが同僚ならまだいいのですが、上司となってくると言葉の重みが変わっていきます。
気を付けたい6つのこと
入ったばかりの新人、転職者はとても緊張しています。
新人から挨拶がないな?と、思った場合、信頼関係が出来る前に「挨拶をしなさい!」と指導するとますます萎縮して、声を掛けづらくなってしまいます
もしかしたらこう思ってるかもしれません。

声を掛けていいのかわからない・・・
怖くて声をかけられない・・・
挨拶しないといけないけど、下手に声かけたら怒られるかも・・・
①こちらから先に声を掛ける
まずは、軽い挨拶で構いません。

おはようございます!
と、顔を見て、笑顔でします。
それだけで、新人・転職者の気持ちは、とても救われます。
たったそれだけのことで?そうなんです。たったそれだけでグンと空気は良くなります。
特に園長・主任は必ずやって下さい。

にこやかに挨拶をする。という事は、その人の事を「認める」ということです。認められると安心しますね。
よく聞く言葉ですが、立場は関係無く、挨拶は自分から!できたらいいですね。
②一言付け加える
向こうも少し緊張が解けてきたかな?
と思ったら、ちょっと一言加えてみると更に信頼関係が育まれます。
本当に些細なものでかまいません。

- 今日は暑いですね!(寒いね)
- 雨降っちゃいましたねー
- 髪切りましたね
された側も「あ!こういう話してもいいんだ!」と思うのです。
仕事以外の話をするのはいけない!と思い込んでいる方もいらっしゃいます。

最初は天気の話題など当たり障りの無い程度で十分です。
例えば、入職したばかりで勤務初日、緊張した先生に対して園長先生から廊下ですれ違いざまに

おはようございます。今日は一段と暑いですね。ではまた。
それだけで先生達の緊張は解けます。
軽くサクッとでいいのでプラス一言。できたらやってみて下さい。
③朝は、軽くでOK
朝はもしかしたら、いそいでるかもしれません。
「おはようございます」
「おはようございます」
「今日もがんばろうね!」
「はい!ありがとうございます。」
信頼関係が出来る前は鬱陶しがられる前に、さっさと立ち去るのも1つのテクニックです。

慣れてないうちは、長くても5分くらいで大丈夫です
④仕事以外の話をしてみる
仕事中に無駄話をしろ!と言っているわけではありません。
ロッカーの中、休憩中、午睡中、あがった後etc…

仕事関係の話でもいいのですが仕事以外の話が、より親交を深めていけます。
新人や転職者もこういう話もしてもいいんだ!と、思うようになります。
⑤ちょっとした変化に気付く
ちょっとした変化に気付いて、それを言葉にしてあげることです。
- 髪を切った
- 新しいカバンにした
- 新しいエプロンを着てる
- 体調が悪そう(咳、顔色etc)
本当に些細な事で構いません。気付いてくれると案外嬉しかったりしますよね。

毎日会っているのならば、なにかしら気付くはずです。
長い髪をバッサリ切ってきたのに誰一人無反応・・・これは悲しすぎますね。
⑥質問してみる
質問をして、相手のことを知りましょう。
趣味があった場合は

あら、○○好きなの!?
私も好きなの!
この前のライヴ行った?
1番好きな曲は?
興味がない話題の時は

どうして好きになったの?(きっかけ)
いつから好きなの?(始めたの?)
等を質問してみるといいでしょう。
NGな雑談
自分の話ばかりする
雑談をすると言っても、自分の話ばかりされると相手はうんざりしてしまうでしょう。
自分よりも、相手の言葉を引き出すつもりで話すといいでしょう。

長いなぁ・・・早く終わらないかなぁ・・・なんか別の事かんがえてよーっと。
なんて心の中で思われていたとしたら嫌ですよね。
いきなりつっこんだ事を聞く
信頼関係もないままに
- カレシ(カノジョ)いるの?
- 下ネタ
これらは、冗談であっても引かれることがあるのでやめておきましょう。
僕の気をつけてること
立場も変わってくると、周りの見る目も変わります。影響力も大きく変わります。
慎重に発言する
なにげない一言で相手を傷つけてしまうことは、おおいにあります。

僕自身も、先生達には言葉を選んで発言するようにしています。
失敗したときは
あぁ・・・もっとうまい言い方あったな・・・と、思うことは山ほどあります。
そういう時は謝罪が必要なら、きちんと謝罪!自省して、次に活かす!これしかありません。

言ったことは取り消せませんし、下手に言い訳しても逆効果
日々練習!間違ったら反省!を繰り返してます。
これからの行動で示していくしか無いですね。
まとめ
日頃の積み重ね

本ブログでも繰り返しお伝えしておりますが、全ては日頃の積み重ねです。
始めてからすぐに効果が出るモノはなにもありません。

話しやすい雰囲気を作りたいのであれば、まずは自分が話しかける。
まずは行動です!
追記:男性は特に注意が必要
男の先生の場合は特に注意が必要です。
女の職場です。慎重に行動して損はありません。
男性からはそんなつもりは無くても、不快感を与えてしまうこともあります。
「髪を切った」で例えてみましょう。
週明け、髪を切ってきた先生がいます。挨拶のついでに一言。

おはようございます。あ、髪切ったんですね。
だけでOKです。「気付いてます。」を伝えるだけでOK。そこに自分の気持ちを加えてはいけません。
なぜなら
- かわいいね!
- 似合ってるね!
- 前の方が良かったなぁ。
以上の事を付け足してしまうと、途端に気持ち悪がられるリスクがあります。

え~!!そんなぁ~!?

気持ちはわかります。
男性は、注意しすぎるくらい注意するくらいでちょうどいいでしょう。
見たままの光景を口にするだけなら「○○ハラ」にも、なんにもなりません。
訴えられても大丈夫です。
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