
こんにちは!ともや先生です!
朝の支度が進まない時ってちょっとイライラすることもありますよね。
僕自身の子育てや保育の経験から偏見で話させていただきます。
是非「目次」だけでも見ていって下さい!
知っておきたい事

朝は何をするの?
ザックリとまとめると、このような感じではないのでしょうか?
- 起床
- トイレ
- お着替え
- 朝ご飯
- 歯みがき
- 検温
- 最後の仕上げ
「最後の仕上げ」は家に出る直前に行うような事。
例えば
- ティッシュ、ハンカチの準備
- 帽子やカバンの用意

「あ!あれがない!忘れた!」を防ぐ為に玄関の周りに用意しておきたいですね。

ウチでは実際にこのような「息子専用のポールハンガー」を用意して、自分で準備してもらっています。
時間がかかるものだと理解しておく
大人なら、ものの数秒で終わるようなことに、子どもの場合は何十分もかかることもあります。
そして「活動に見通し」が持てず「時間の感覚」が掴めません。
つまりこのようなこと…↓

もう〇時過ぎてるんですけど!
あと5分で出る時間なんだよ!
と言っても、時間という概念を理解していない為、なんのことかよくわからないんです。

早く終わったらたくさん遊べるよ!
今やっちゃった方が後が楽だよ?
と言っても子どもは目の前の事しか見えないので、そんな遙か未来のことなんてわかんないのです。

極端な話、子どもにとっては「今が全て!」それ以外はもうどうでもいいんですね。
なので、目の前の事に興味を持てるように働きかけていく必要があります。※それについては後述
前日までにやっておきたいこと

なんの準備もしないまま当日に…
「これやって!アレやって!早く!」なんて言われても…
子どもからしたら「チンプンカンプンワケわからん」になってしまう場合があります。
まずは早く寝ること
当たり前ですがコレが大事です。
朝に余裕がないのは時間がないから。時間を作るために早起きをしたいところ。
ここがうまく行けば翌日の朝の支度は、もう成功!と言ってもいいくらいです。

朝のお支度はもう「前日から始まっている!」のですね!!
ただ1つ気を付けたいのは、大人も早く寝ることです。そして大人も早く起きること。

子どもより遅く寝て早く起きられればいいんですが、けっこう難しそうですよね…
子どもが寝た後がやっと自分の時間!というのは非常によくわかりますが、いつまでも大人が布団でダラダラしていたら子どもだって起きられません。

自分の時間を「夜」ではなく「朝」にしてしまうのはどうですか?
自分の時間を持ちながら、子どもにお手本も見せることも出来て一石二鳥ですね!
個人的にも一緒に寝て、子どもより早起きして朝活した方が辛くないです。僕はだいたい5時から5時半には起きるようにしています。
絵本で予習
大人でも本番前に練習やイメトレはしますよね。
子どもの場合は「絵本」が最適かと思います。
これなんてオススメです。
小さい赤ちゃんでも楽しく読めます。
大きくなってきたら「自分でやってみたい!」という気持ちも芽生えていくと思います。
普段の生活でさりげなく取り入れてみてはどうでしょうか?
前日に作戦会議
僕は布団の中で明日起きたらなにをするかを一緒に確認しています。

勿論、日によってムラがありますし、うまくいかない事の方が多いかもしれません。
大事なのは「伝え続けること」です。これも積み重ねだと思います。
そして、身につくまで毎日続けたいですね!※もちろん子どもが嫌がらなければですが

子どもからしたら「親と一緒に考える。」という事がなにより楽しいんですよね。
次の日、息子は朝起きると、ソッコーでトイレに駆け込み「おわった!」と報告してくれました。「なんですぐにトイレ行ったの?」と聞くと「約束したから!」と言ってくれた時は涙が出そうになりました。確か3歳ちょっとだったと思います。
オモチャは片付けておく
朝の活動に取り組む前に、目の前に大好きなオモチャがあっては集中できるハズがありません。

僕自身、息子の大好きな数字パズルを出しっ放しにしてしまい「しまった!」となったことがあります。
因みにそれがコレです。
数字に大ハマリの息子。朝から夢中になってそれはそれは集中して取り組んでいました。その時は朝の五時半だったので、待つことができましたが…
やはりお片付けは済ませてから寝たいですね。
当日の朝に気を付けたいこと

さぁ本番です!
【大事】自分で選ぶこと
人から「やって!」と言われた事に素直に従うでしょうか?反射的に反抗したり、逆の事をしてしまうのは普通の反応です。

もしかしたら、わざと言われたことと逆の事をしているかもしれませんね…
なにから始めるか、次になにをやるかは子どもに選んでもらいましょう。
子どもにも子どもの都合や考えがあります。それを無視して大人の価値観を押しつけるのは避けたいところ。

さぁ「トイレ・お着替え・朝ご飯・お熱」どれから始める?
「朝はトイレから行ってほしいのに!」と思う気持ちもわかる気もしますが、やるのはあくまで子ども自身。

自分で決めたことに責任感は生まれます!大人も一緒ですね!
朝食の量
朝食にかなり時間がかかって他の事に回す時間がなくなってしまうのであれば、量の調節をしてみてはどうでしょうか?
もしかしたら、子どもなりに…
- 絶対に全部食べなくてはいけない!とムリしているかも
- お腹いっぱいだからもう食べるのをやめて遊んでいるのかも
実際のところは子ども本人にしかわかりませんが…
調節するというと、具体的に言うと例えば…
- 食パンであれば耳を切る
- 小さめのオニギリにする
- バナナやヨーグルトだけにしてみる
食べ終わった後に「まだ食べる?」と聞いてあげて、足りなそうなら追加であげてもいいかもしれません。

子どもにも「食べられた!」という達成感を味わってもらえたら、尚イイですね!
子どもの話をちゃんと聞く
早く歯みがきして欲しい!そんな時に急に別の事をし始めたらどうでしょう?

そんなのいいから!早く歯みがきしなさい!
なんて言葉が出てきてしまいそうですが、そこはブレーキです。
子どもにも、こちらの話を聞いて欲しければ、まずは大人が子どもの話を聞く必要があります。
子どもは「聞いて聞いて!」という気持ちが強いので、親に話を聞いて貰えると心が満たされます。

そうなんだね!すごいね!さすがだね!イェイ!
と言って、それが終わったらこっちやろうね。と促してみて下さい
やってくれたら「ありがとう!嬉しいよ!」とプラスな言葉をかけてあげて下さい。

勿論その時の状況にもよるかとは思いますが、そこは駆け引きですね…
すぐに終わりそうなら「待つ」終わらなそうなら「別の方法」を考えたいところ。

実際に僕はこんな風に声を掛けています。
息子4歳の場合
ウチの子の場合は急に「おでかけしてくるね!」と言って、家の中を一週してから次の事をする。という時が続きました。僕の答えは「わかった!いってらっしゃい!早く帰ってきてね~♪」です。
時間がかかってしまいそうな玩具をやってから!と言われた際は「やってもいいんだけど、そうすると先生が心配して、おうちまで来ちゃうかもしれないから、帰ってきてからやろうよ!パパも楽しみにしてるから!約束だよ!ここに置いておくから!」と伝えています。
子どもをその気にさせる方法

どうせやるなら!気持ち良くやっていきたいですよね!
怒られてその気になる子はいない
まずは「怒らない・ムリにせかさない」という事を覚えておいて下さい。
大人でも怒られながらとか「早く早く!」と、せかされながらやるのって嫌ですよね。

遅いんだよ!早くしろよ!もう〇時なんだよ!いつまでやってんだよ!いい加減にしろよ!
これらの言葉は無意味で逆効果です。

早く!と言って早くなったら苦労はいりません。
自分が余計にイライラしてしまうことになるので、これらの言葉は使わないように注意しましょう。

ただでさえ朝は余裕がないのに、怒ってもやってくれなかったら、もう後がなくなっちゃいますね。
お手本を見せてもらう・下の子を巻き込む
わかりやすく露骨に言ってみて大丈夫です。

〇〇くん、手を洗うの上手だからなぁ~、カッコいいところ見たいなぁ~、あ、見せてくれる?じゃあ見てるから!やって見せて!
下に小さい子がいた場合は、巻き込んでもいいかもしれません。

お兄ちゃん(お姉ちゃん)として、カッコいいお手本見せてあげて!〇〇もしっかりお手本を見て真似するんだよ!いい?
と言ってみるのはどうでしょうか?
けっこう張り切って取り組んでくれる時もあると思います。
実際にウチの息子4歳は、娘0歳に「お手本を見せてあげる!」と言って張り切ってくれます。
小さい時計を置く
目の前に小さい時計を置くのもいいと思います。

壁時計でもいいかもしれませんが、目の前に「自分専用の時計がある!」と思うと意識も変わるかもしれませんね。
デジタルよりアナログがオススメです。理由は目で見てわかりやすいからです。
そして「静音」は必須。

カチカチうるさいのはけっこうストレスです。前に買ったヤツがうるさかったので捨ててしまいました。
時間の勉強にも繋がるのでいいと思います。
例えば朝食…

長い針が8と9、どっちでごちそうさまする?
等言って見ると、子どもも時間の感覚が掴めるかと思います。ポイントはやはり子ども自身に選んで貰う事です。
因みに僕が使ってるのは「ニトリ」で買った「1,500円の置き時計」です。一目見た瞬間「これはイイ!」と思いました。
似たようなもので、安いモノだとこんな感じですかね。

オススメ見立てゲーム5

個人的には、子どもにその気になってもらう為には、ゲームにしてしまえ!と思います。
特になにか特別な道具や技術は必要ありません。

確かに!楽しんで取り組んでくれるのが1番ですよね!
僕が実際にやってみて効果があったゲームを紹介します。
①クイズにする
クイズ形式にする。

はい、問題です!〇〇くんは、次はなにをするでしょうか?
1・トイレ
2・ご飯
3・お着替え
そこで何番を選んだとしても…

大正解!すごいね!じゃあやってみようか!
と促してみて下さい。
②言葉遊び
言葉遊び
「消しました!!」と言って遊ぶ。

このスプーンにのっているご飯を…
〇〇くんがぁ~…
消しました!!!
消しました!を「聞きたい・言いたい」為に喜んでやってくれる時もあります。
③親と競争する
例えばお着替えです。

パパと競争しよう!どっちが早く履けるかな?よ~い、ドン!!
ハマれば一緒に楽しくやってくれるハズです。
④カウントダウン
カウントダウンして何秒でできるかな?とレースにする。

ズボンは何秒で履けるかな?それ、よ~い…ドーン!
1…2…3…4…
わー!すごい!4秒で出来ちゃったね!
威圧的に数えるのは不適切に感じますが、楽しくやれるなら全然OKです。
それかストップウォッチを使ってもいいかもしれません。今はスマホでも簡単にできますから、子ども自身にスタートのスイッチを押してもらって始めるのもいいかもしれません。
⑤宝探しゲーム
なかなかお着替えをしてくれない時にやったりします
例えばパンツをどこかに隠して「どーこだ!?」と言って探してもらいます
年齢にもよりますがポイントとしては、わかりやすい所に隠してあげること。そしてチラ見せとかしたりとかしてもいいかもしれません
見つかっちゃった場合は

あー残念!見つかっちゃったかー…仕方ない…履いてもいいよ
と言ったりしています。

もちろん日によりますが、喜んで履いてくれたりします。
最後の手段:抱っこで連れていく

ここまでいろいろと紹介させていただきましたが…

そんなこと言って!間に合わなかったらどうするんだ!
やれることをやってもやはり間に合わない場合は…
なるべくやりたくないですが、終わってないまま抱っこで連れていってしまうのも1つの手段かと思います。
それはそれで経験となる

仕事に間に合わないと、周りの人達に迷惑をかけてしまいますものね…
「抱っこでつれて行かれる」ということも、その子の経験となります。

抱っこになってしまわない為に「次からどうしようか?」と寄り添って一緒に考えてみましょう。
個人的な意見

あくまでも個人的な意見です。参考までに…
やりたくないならやる必要はない
基本的に子どもが「やりたくない!」と言うのであれば、それでいいと思っています。
勿論その為にできる事はやっていきますが、それでも本人が「イヤだ」といった場合は、ムリにさせません。
僕は本人の自主性に任せます。

ただ気を付けて欲しいのは、ただ子どもの「言いなりになる」ということではない。ということ。
例えば
- ご飯を一口も食べないのに、好きなデザートだけ与える
- やることがなに1つ終わっていないのにゲームをやらせる
- 保育園(幼稚園)に行きたがらないので、本当に休ませてしまう
これでは主導権が大人でなく子どもになってしまっています。
譲れないラインはきちんと設けて、冷静に対応してあげて下さい。
保育園の例で言うと

やだー!お着替えしない!!

お着替えしたくないならそれでもいいよ。今日はパジャマのままで保育園行くのかな?パパはそれでも全然かまわないよ。
ご飯の例で言うと

ごはん食べない!ヨーグルト食べたい!

ご飯食べないの?いいですよ。ごちそうさま。え?ヨーグルト?ヨーグルトを食べたいなら一口だけでもいいから食べてごらん?
子ども心にも「それは流石にマズイ!それはイヤだ!」と思うかもしれません。

子どもも大人の反応を見て、こちらを試しているのかも!
本人が成長とともに必要だと感じたら勝手にやるようになると思います。
まとめ

今回は「朝のお支度」についてお話しさせていただきました。
朝はいろいろと慌ただしいですよね。
この記事で特にお伝えしたいことは…
- 前日までの準備
- なにをするかは子どもが選ぶ
- 子どもをその気にさせてしまおう!
以上、2点となります。
誰かの、なにかしらのヒントになれば嬉しいです。
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